『ひどい口臭と肥満細胞腫の発見』
お迎えした当初の「うちの子」は、
繁殖に使われていたなりの姿と健康状態でした。
ガリガリに痩せ細って体毛も薄く、皮膚が透けて見えていました。
涙やけなどの毛やけもひどくて、
特に問題が大きいと感じたのが口腔内の状態でした。
歯石がびっちりとこびりついて、
折れた犬歯の先は神経が剥き出しになっていました。
極めつけは強烈な口臭です。耐え難い臭いを放っていました。
この子の心身を健康にしてあげたいと思う一心で、
地元の動物病院をハシゴしましたが、
「うーん・・・推定年齢から考えると口臭は仕方ないですねー」
「犬なので口臭は仕方ないです」
「高齢の犬はこんなもんです」
という見立てばかりでした。
人間の場合に置き換えて考えてみると、
そんな診断はあり得ない!と考えたのです。
そこで、ペット食育入門講座を受講させていただいた
上級指導士の先生にそのことを相談すると
「口内ケアは健康の要」と即日中に口内ケアの大切さと、
実践のための講座を開いてくださいました。
そして、犬の歯科に専門的な知識を備えた動物病院に出会い、
大きな手術をしてたくさんの歯を失いましたが、
口腔状態を改善することができました。
しかしその後、肥満細胞腫が見つかりました。
早急に手術を行い切除することを勧められましたが、
『切って取るだけでは根本的な解決にならない』
と考え、ペット食育協会の会長である須崎先生の診療を受け、
また、上級指導士の恩師のアドバイスもいただき、
健康で元気な犬にしてあげることができました。
世の中には様々な考え方や手法があります。
どれを選択するかは人それぞれだし、
どのような結果を得ることができるかも取り組み方次第だと思います。
私は、ペット食育協会で学んだことによって、
理論的でフラットな視点を持つことができるようになりました。
そして、自分の選択に自信を持って取り組めるようになりました。
ペットも私たちも、食べることで生命活動を続けています。
健康のために、食べるものが新鮮で健やかなものであることはもちろん大切ですが、
食べるものだけでは病気を治すことも健康を保つこともできません。
私が学び、実践して得たことを皆さんにお伝えしていきたいです。
そして、手作りごはんは簡単で楽しくて美味しくて安心!です。
ごはんと日々のケアを大切に、
ペットと家族の健康を作るお手伝いをします。