キャベツは通年手に入る葉物野菜で、特に春と冬に旬を迎えます。
クセが少なくやわらかい葉は、加熱するとさらに甘みが増し、ペットにも食べやすい食材です。
食物繊維やビタミンC、胃の粘膜を守る成分などを含み、消化器系にやさしいのもポイントです。
季節や体調に合わせて、トッピングやスープなどで手軽に取り入れることができます。
食品図鑑 『キャベツ』
◆旬
春(新キャベツ:3〜5月頃)/冬(寒玉:11〜2月頃)
※通年出回るが、春はやわらかく、冬は甘みが増します
◆主な栄養成分
- 食物繊維…腸内環境を整え、便通のサポート
- ビタミンC…抗酸化作用、免疫サポート
- ビタミンK…血液凝固や骨の健康維持に関与
- カリウム…塩分排出・むくみ対策
- グルコシノレート…胃の健康サポート(キャベジンのもと)
◆ペットにとっての栄養的メリット
- 消化しやすく、加熱すればやわらかくて食べやすい
- 食物繊維で腸内環境の改善に
- 水分が多く、体調を崩しやすいときの水分補給の補助に
- カロリーが低く、ダイエット中のかさ増しにも◎
◆注意点
- 加熱してから与えるのが基本(生は消化しにくい)
- 芯はかたいため、細かく刻むか避けるのが無難
- 食物繊維が多いので、与えすぎには注意(軟便になることも)
- 新鮮でも、古い外葉や変色部位は除去
◆選び方
- 葉がしっかり巻いて重みがあるものが新鮮
- 春キャベツはやわらかく、巻きがゆるいのが特徴
- 外葉にハリがあり、芯の切り口が変色していないもの
◆調理のポイント
- 茹でる・蒸す・煮るなどで加熱し、細かく刻んで使用
- 鶏肉や魚、炊いたおかゆに合わせても◎
- たっぷり使っても淡泊な味なので、ごはんになじみやすい
- 冷凍する場合は一度加熱してから小分けに
◆保存方法
- 生:新聞紙などに包み、冷蔵庫で1週間程度(芯をくり抜き水を含ませると長持ち)
- カット後:冷蔵で2〜3日、加熱後は冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間程度保存可
キャベツは、手軽でやさしく、日々のごはんに取り入れやすい万能野菜。
特に胃腸をいたわりたいときや、食欲が落ちているときにも活躍してくれます。
愛犬・愛猫のごはんに、ほんの少しのやさしさを加えてみませんか?
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