手作り食やトッピングに便利な食材 チーズ

食品図鑑


整腸作用のある乳酸菌と酵素を使い、牛や山羊、羊などの乳を発酵させて作られたチーズは、栄養価が高い食材です。腸内細菌を調整し、腸内環境を整えて、免疫力強化をサポートしてくれます。

食品図鑑 『チーズ』

◆旬
あまり「旬」や「季節感」という言葉と縁がないように思われるチーズですが、「ナチュラルチーズ」には旬があります。
現在は、1年を通して需要があるため、いろいろな工夫や技能を凝らして、年中美味しいチーズが食べられるように作られていますが、その中でもやはり特に美味しい時期というのがあり、その時期が旬と言われる時期になります。

春の青草、夏の牧草、冬の干し草を食べた牛や山羊、羊などのミルクから作られるチーズは、色も味も全然違います。 特に3~5月が、牧草としては一番栄養があるとされている季節で、この時期の牧草を食べた牛や山羊、羊が出すミルクは良質であると言われています。

しかし、 チーズの種類によって、熟成期間が違うので、販売される時期が違ってきます。ですので、お店に並ぶチーズを注意深く見てみると、その季節によって微妙に品揃えが変わっているのに気付きます。「ナチュラルチーズ」場合、販売されている時期が、旬だと言えるのかもしれません。

◆主な栄養成分

ビタミンA:皮膚や粘膜を強化する
ビタミンB2:粘膜組織を保護する
カルシウム:骨や歯を強化し、精神を安定させる
乳酸菌:腸を整える

◆選び方
チーズは、大きく分けて「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」に、分類されています。
「ナチュラルチーズ」は、チーズの中に乳酸菌や酵素が豊富に生きているチーズです。世界で何千種類もあると言われ、生産される地域によって風味も様々です。 乳酸菌が生きたままで時間が経つにつれて、発酵・熟成するので、その時々で味が違います。「ナチュラルチーズ」は、別名「生きているチーズ」と言われます。

「ナチュラルチーズ」の原材料は基本、生乳と食塩だけで、食品添加物も使用していないため、安全で健康にもとても良く、継続的に食べてほしいチーズです。

「プロセスチーズ」は、1種類もしくは数種類の「ナチュラルチーズ」を原料にしています。「ナチュラルチーズ」を細かく砕いて、乳化剤を加えて加熱処理し、成形したチーズです。つまり、「ナチュラルチーズ」を加工したチーズが「プロセスチーズ」です。

製造工程の途中で加熱処理を行うため、乳酸菌は死滅してしまいます。『チーズを食べて乳酸菌をとりましょう!!』とよく言われますが、これは「ナチュラルチーズ」のことであって、「プロセスチーズ」には当てはまりません。「プロセスチーズ」の特徴は、何と言っても保存性に優れていることですが、添加物が多いため避けるべきです。

「プロセスチーズ」の方が、スーパーなどで手軽に買えるのですが、犬や猫に与える場合、乳酸菌が生きている「ナチュラルチーズ」を選んであげましょう。その中でも、脂肪分や塩分の少ない「カッテージチーズ」が、一番おすすめです。

◆調理のポイント
栄養価の高いチーズですが、チーズは、ビタミンCと食物繊維、鉄分などは不足しています。

ビタミンCは、体の免疫機能を高めたり、老化を防止したり、さまざまな効能があります。このビタミンCがチーズには不足していますので、ビタミンCが豊富な野菜や果物と一緒にチーズを食べることがおすすめです。

食物繊維はご存知のように、便秘の改善や胃腸の健康維持には欠かすことができません。そのため、食物繊維が豊富な野菜を一緒に食べることがおすすめです。
野菜だけではなく、食物繊維が豊富なものとしては、豆類やきのこ類、海藻類が挙げられます。これらの食材も、食物繊維を効果的に補うことができるので、おすすめです。

◆保存方法
未開封の場合は、それぞれのチーズの入れ物には、説明が記載されていますので、それに従って保存してください。

開封後の場合は、付属のフィルムなどがあればしっかりチーズを包みます。チーズは、乾燥させないことが大切なので、その上からラップで空気が入らないようにさらに包みます。ラップで包んだら密閉できる容器に入れて冷蔵庫で保管します。その際、ラップで包んだチーズとキャベツやレタスの葉を一緒に入れ、冷蔵庫の上段より、下段に保存すると、より乾燥を防げます。説明書きによっては野菜室での保管も可能なので確認しておきましょう。

ちなみに記載されている賞味期限は未開封の場合の期限です。開けてしまったら、当然傷むのは早くなりますので、空けたら早めに使い切るようにしてください。

◆アドバイス
・チーズが大好きだという子は、とても多いようです。チーズだけを食べないように、表面に並べるのではなく、全体によくかき混ぜてから与えるようにしましょう。
・味付けやトッピングにおすすめですが、与える量には注意してください。塩分と脂肪分が多いチーズは、与えすぎると、のどの渇きや肥満の原因になることがあります。
・乳製品にはアレルギーの問題があり、どんな子に対しても使えるものではありません。カルシウム供給源としては、乳製品だけに限らず、海藻類などを活用して下さい。

(文章:指導士 中田恵美

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