しじみは淡水や汽水域に生息する小さな二枚貝で、古くから滋養強壮や肝臓に良い食材として親しまれています。
特にオルニチンや鉄分、ビタミンB群などが豊富で、疲労回復や貧血予防に役立ちます。
ペットにとっても、加熱して適量を与えれば栄養補給に役立つ食材です。
味噌や塩などの味付けはNGなので、必ず「味なし・加熱済み」で取り入れましょう。
食品図鑑 『しじみ』
◆旬
冬(1〜2月頃)と夏(6〜7月頃)が美味しい時期
※通年手に入ります(冷凍・砂抜き済み製品もあり)
◆主な栄養成分
- オルニチン…肝臓の働きをサポート
- 鉄…赤血球の材料となり、貧血予防に
- ビタミンB12…神経と血液の健康維持
- タウリン…目・心臓・肝臓の健康維持(特に猫に◎)
- アミノ酸…体の組織修復や代謝に関与
◆ペットにとっての栄養的メリット
- 肝機能のサポートに(疲れが気になるときに)
- 鉄分補給で元気な体づくりを応援
- 神経系や代謝を支えるビタミンB群が豊富
- 小さな体にも負担の少ない低脂肪な動物性食材
◆注意点
- 必ず加熱してから与える(生はNG)
- 貝殻は誤飲・ケガのもとになるので絶対に除去する
- だし汁やゆで汁を使う場合も、塩・味噌不使用で調理したもののみ
- アレルギーの可能性もあるため、最初は少量から様子見
◆選び方
- 砂抜き済み、または自宅で砂抜き可能な新鮮なしじみ
- 冷凍しじみ(加熱前)でも栄養価は保たれています
- 表面が乾いておらず、しっかり閉じているものが新鮮
◆調理のポイント
- 殻ごと茹でて、中身と茹で汁を分けて使用
- 身は細かく刻んでフードに混ぜると◎
- ゆで汁は冷ましてからスープとして活用も可能
- だしを取るだけでも、栄養や風味のプラスになります
◆保存方法
- 生:冷蔵で2〜3日以内、砂抜き後は冷凍保存が便利
- 加熱後:冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間程度
- 冷凍のまま茹でて使えるのも便利ポイント
しじみは、小さな体にたっぷりの栄養が詰まった頼れる存在。
季節の変わり目や体調を整えたいときに、少量を上手に活用してみましょう。
愛犬・愛猫の健康を支える「滋養食材」として、日々のごはんに取り入れてみてくださいね。
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