発達のビタミン、お肌のビタミン〜
「ビタミンB2」

栄養図鑑

今回は、さんまにも多く含まれているビタミンB2のお話です。

Q.ビタミンB2は、体のどのような作用に関与するビタミンですか。
 
1.成長を促進し、細胞の再生などにかかわります。
「発達のビタミン」とも呼ばれています。
成長期の子供が十分に摂取できなかった場合、成長障害を引き起こします。

2.健康な皮膚、粘膜、爪、髪を作ります。
不足により、ニキビや肌荒れ、湿疹、皮膚炎などが起こります。
ビタミンB2が「お肌のビタミン」と言われるのはこのためです。
美肌のためには欠かせないビタミンなのですね。

3.目の充血、眼精疲労を軽減させます。
白内障予防にも役立ちます。
そのほかに、過酸化脂質という物質を取り除くために働く、肝臓の働きを活発にし、解毒作用や薬物の代謝に効果があるなどがあります。


 
Q.ビタミンB2が欠乏すると口内炎になると聞きましたがどうしてですか。

口内炎ができる要因として。
過労、睡眠不足などによる体力低下、口内の細菌やウイルスによるもの、口内の粘膜を噛んでしまったり、やけどなどの物質的刺激によるものなどがあります。
ビタミンB2が欠乏すると、口内炎になりやすいといわれているのには、ビタミンB2が不足する事によって、口腔内の粘膜や皮膚が健全に再生する働きが弱まり、結果口腔内が過敏でただれやすい環境になってしまうため、このような環境の時にちょっとした刺激で粘膜に傷がつくと、粘膜の治りが悪く、口内炎ができやすくなります。


 
Q.ビタミンB2とビタミンB1はどちらもエネルギー代謝に関わっていると聞きましたが、B1およびB2にはどのような違いがあるのですか。

ビタミンB1は、でんぷんなどの炭水化物を分解してエネルギーに変えます。
ビタミンB2は、脂質、糖質、タンパク質を分解してエネルギーに変えます。
たとえば、ダイエット効果などで何を代謝したいかと考えたときに、炭水化物の糖質を代謝したいときにはビタミンB1を。 
脂っこい食品を食べたあとに、脂肪の代謝を促したいときにはビタミンB2を。
というのは、いかがでしょうか?
もちろん、ビタミンB1、ビタミンB2を摂っただけでは必ずダイエットできるわけではありませんけどね。

Q.ビタミンB2はどのような環境で不足してしまう(消費されてしまう)のですか。

アルコールが好きな人。
激しい運動をする人。
妊婦、授乳中の人。
 
などは、体内での消費量が増えるので、不足しやすいといわれています。
また、多量の抗生物質や精神安定剤、副腎ホルモンなどを長期間服用した場合、薬の作用によってビタミンB2の働きが阻害され、欠乏することがあります。

Q.ビタミンB2は何の食品にたくさん含まれていますか。

動物性のビタミンA(レチノール)の豊富なものに多く含まれています。
豚肉、牛肉のレバー。うなぎ。卵黄。マコガレイ。ズワイガニ。牛乳など。
魚の皮にも多く含まれていて、平均すると、身の2・3倍も皮のほうにビタミンB2が多いそうです!
 
植物性食品では、納豆に豊富に含まれています。
納豆菌によって、原材料の大豆よりもビタミンB2が5・6倍も増えています。
緑黄色野菜、きのこにも多く含まれています。
 


Q.ビタミンB2の吸収や効果に影響を与える要素があれば教えてください。

水溶性のビタミンB2は水や煮汁に流れ出てしまうため、調理の際には水を最小限に抑えるようにしましょう。
電子レンジによる加熱や、蒸す、強火で炒めるなどの調理法にしたり、煮汁ごと利用したりするのもいいかもしれませんね。
 
体内で保存できないため、こまめに摂取することが必要です。
ビタミンB2はタンパク質と一緒に取り入れると、効率よく摂取することができます。
 

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