ブロッコリーはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な緑黄色野菜の代表格。
特にビタミンCやβ-カロテン、葉酸、カリウムなどが多く含まれており、抗酸化作用や免疫力のサポートに優れています。
ペットにとっても、体の調子を整える補助的な野菜としておすすめの食材です。与える際は、やわらかく加熱し、細かく刻んで使用しましょう。
食品図鑑 『ブロッコリー』
◆旬
冬〜春(11月〜3月頃)※通年出回るが、旬は冬
◆主な栄養成分
• ビタミンC…抗酸化作用、免疫力アップに
• β-カロテン(ビタミンA)…皮膚や粘膜の健康に
• 葉酸…細胞の生産や再生を助ける
• カリウム…体内の余分なナトリウムを排出
• 食物繊維…整腸作用に
• スルフォラファン…解毒酵素の活性化(抗酸化・抗炎症作用)
◆ペットにとっての栄養的メリット
• ビタミン類で免疫や皮膚の健康をサポート
• 食物繊維でおなかの調子を整える
• 低カロリーで満足感があり、ダイエット中にも◎
• スルフォラファンで老化や炎症対策に期待
• 葉酸は成長期や妊娠期のサポートにも
◆注意点
• 必ず加熱して与える(生では消化に負担)
• 房の部分は細かく刻み、芯は薄くスライスしてやわらかく調理
• 食べすぎるとガスや下痢の原因になることがあるため、少量を意識
• 塩やドレッシングなど、人用の調味料はNG
◆選び方
• つぼみがしっかり締まり、濃い緑色のものが新鮮
• 茎までハリがあるものを選ぶ
• カット野菜よりも房ごとの方が風味・栄養価ともに高い
◆調理のポイント
• やわらかく茹でる・蒸すが基本(電子レンジ加熱でもOK)
• 冷ましてから細かく刻み、主食や肉類と混ぜて使用
• 芯も栄養豊富なので捨てずに活用(よく加熱し薄切りに)
• 小分けにして冷凍すれば、使い勝手も◎
◆保存方法
• 生のまま:冷蔵庫で2〜3日(ポリ袋などで乾燥を防ぐ)
• 加熱後:冷蔵で2〜3日、冷凍で2〜3週間以内に
• 冷凍保存時は、加熱後に水気をよく切ってから
ブロッコリーは、栄養価が高く、日々の食事に彩りとバランスを添えてくれる頼もしい野菜。
ビタミン・ミネラルの補給や整腸サポートに、少量ずつ無理なく取り入れることで、愛犬・愛猫の健康維持に役立ちます。
鮮やかな緑の「野菜トッピング」として、ぜひごはんに加えてみてくださいね。
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