ほうれん草より価格が安い!わりにアクやそれ程癖がなく使いやすい小松菜。
小松菜は、煮ても良し!炒めても良し!サラダでも良し!
えっ!?サラダ????
と顔をしかめる方もいらっしゃるかも知れません。
それがそれが!!なのです。
嫌なアクも癖もキツイ匂いも無いのでサラダに入れても案外気になりません。
サラダ用のベビーリーフの中にも小松菜のベビーちゃんが入っていますよね。
サラダ用に使うならば、茎の細いものが食べやすいかも知れません。また、サラダ用のもっと使いやすい小松菜も最近では販売されています。
でも、我が家では茎のシッカリした本来の小松菜を好んで使います。
シャキシャキとした食感が好きなのでザク切りにしてレタス、
キャベツ、キュウリなどと混ぜてドレッシングでいただきます。
しかし、これは好みもあると思いますのでまずは、
お好きな太さやサラダ専用のものからお試しくださいね。
【小松菜の故郷はヨーロッパ】
小松菜の元となる野菜が、ヨーロッパから中国を経て鎌倉時代に日本に伝わってきたといわれています。
【名前の由来】
小松菜と呼ばれるようになったのは、江戸時代に現在の東京都江戸川区小松川周辺(旧武蔵国葛飾群小松川村)で小松菜の栽培が盛んだったということで、その地名から徳川将軍吉宗(諸説あり)が名付けたことが由来とされています。
【小松菜の別名】
《冬菜(ふゆな)》
冬から春に旬を迎え収穫されることからそう呼ばれるそうです。
《鶯菜(うぐいすな)》
鶯が鳴く頃に収穫されることからといわれています。
日本からとても遠いヨーロッパから伝わったとされる使い勝手の良い小松菜、
徳川将軍が名付け親という素晴らしい名誉があり、
どんな料理も邪魔をせず、しかも存在感があり馴染む姿はーーーー
まさに!カメレオン野菜ですよね!
色々な料理に活用したいと思います。
食品図鑑 『小松菜』
◆旬
11月〜2月頃
◆主な栄養成分
βカロテン、ビタミンC、Eなどのビタミン類をはじめミネラルのカルシウムや鉄分、カリウムなどを豊富に含みます。
◆選び方
・葉が濃い緑で艶があってシャッキリしているもの。
・葉がみずみずしく肉厚のあるもの。
・葉脈がハッキリしていないものを選びます。葉脈は葉の柔らかさを見極めるポイントになります。
・料理によって茎が太いもの、細いものを選びます。どちらにしても茎に張りがあるもの。
◆調理のポイント
葉と茎で調理時間を調整。
茹でる際は茎から入れ、葉はしんなりするくらいにします。
茹で過ぎには注意しましょう。
◆保存方法
《冷蔵庫の場合》
傷みやすい小松菜は、できればその日に調理することがオススメですが、
中々そうはいかないものです。
その場合、軽く湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包み、
スーパーのレジ袋などに入れ冷蔵庫の野菜室で立てるように保存します。
保存期間は約2、3日程度。
《冷凍庫の場合》
洗って水きり後、キッチンペーパーでシッカリ水気を拭き取り、
料理に合わせたサイズに切った小松菜を保存袋に入れ冷凍庫で保存します。
そのまま料理に使うことも可能。保存期間は約2週間程度。
(文章:指導士 ちゃぞののりこ)