鯛は、クセのない上品な味わいと、消化の良さ、栄養の豊富さから、ペットにも安心して使える魚のひとつです。
高たんぱくで低脂肪、アミノ酸バランスに優れた白身魚で、胃腸が弱い子やシニアにもおすすめ。
お祝いのイメージが強い鯛ですが、ふだんのごはんの栄養強化にもぴったりです。
食品図鑑 『鯛(たい)』
◆旬
3〜5月(春)※地域によって異なり、冬に美味しい寒鯛もあり
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◆主な栄養成分
• 良質なたんぱく質…筋肉や皮膚、内臓の材料に
• ビタミンB群…代謝と神経の健康を支える
• DHA・EPA(微量)…脳や目の健康に(赤鯛など脂の多い種)
• カリウム…体内の水分バランスの調整
• セレン…抗酸化作用を持つミネラルのひとつ
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◆ペットにとっての栄養的メリット
• たんぱく質源として毎日の食事に取り入れやすい
• 脂質が少なく、体重管理中の子にも安心
• 消化が良く、胃腸への負担が少ない
• 風味がよく、食いつきアップにも効果的
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◆注意点
• 必ず加熱してから与える(生食はNG)
• 小骨をしっかり取り除く(特に胸骨・腹骨)
• 塩焼き・味付き加工品はNG(塩分・調味料に注意)
• アレルギーが出ることもあるので、初回は少量から
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◆選び方
• できれば天然の真鯛や無塩の切り身
• 透明感のある白身、変色のないものを選ぶ
• 鮮魚・冷凍ともに「無塩」「無添加」を確認
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◆調理のポイント
• 蒸す・茹でるなどでしっかり加熱
• 皮や血合いも食べられるが、骨は完全に除去
• ほぐしてスープやごはんにトッピング
• いも類や葉野菜と合わせるとバランス◎
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◆保存方法
• 生:冷蔵で1〜2日以内に加熱処理
• 加熱後:冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間保存可能
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鯛は、風味がよくて消化に優しい、万能なたんぱく源。
日常のごはんから特別な日のメニューまで、幅広く使えます。
骨と味付けに気をつけて、安心・安全に取り入れてあげましょう。
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