大豆は「畑の肉」とも呼ばれるほど、たんぱく質を豊富に含む豆類の代表格。
植物性たんぱく質に加え、ビタミンB群、ミネラル、食物繊維、大豆イソフラボンなど、栄養価のバランスに優れた食材です。
味や調理法の幅が広く、納豆・豆腐・おから・きなこなどの加工品も多く存在します。
適切な調理と量を守れば、ペットの手作りごはんにも取り入れることができます。
食品図鑑 『大豆』
◆旬
10〜11月頃(収穫期)
※乾燥大豆や加工品は通年使用可能
◆主な栄養成分
• たんぱく質(植物性)…筋肉や臓器の材料に
• 脂質(不飽和脂肪酸)…細胞膜の構成、エネルギー源
• ビタミンB群(B1・B6・葉酸など)…代謝や神経のサポート
• 鉄・亜鉛・カルシウム…血液や骨の健康維持に
• 食物繊維…腸内環境の改善に
• 大豆イソフラボン…ホルモンバランスの維持に関与
◆ペットにとっての栄養的メリット
• 良質なたんぱく源として体づくりをサポート
• 腸内環境を整える食物繊維も豊富
• 脂質は体にやさしい不飽和脂肪酸
• 加工品(おから、豆腐など)を使えば消化も◎
• 肉以外のたんぱく補給として使いやすい
◆注意点
• 大豆そのものは硬いため、必ず加熱・やわらかくして与える
• 未調理や大量摂取は消化不良やアレルギーの原因になることも
• 大豆アレルギーがある個体には不向き
• 与える際は少量から様子を見ながら
• 市販の味付け豆(煮豆、味噌など)は不可
◆選び方
• 国産・無添加の乾燥大豆、または蒸し大豆を選ぶと安心
• 豆腐やおからなども無調味のものを選ぶ
• 変色やカビのない、新鮮な豆を使用
◆調理のポイント
• 乾燥大豆は一晩水に浸けて戻し、やわらかく煮る
• 蒸し大豆や無調味の豆腐を使用するのも◎
• つぶしてペースト状にすると食べやすく、混ぜやすい
• ごはん・野菜・魚などと合わせてバランスアップ
◆保存方法
• 乾燥大豆:密閉容器に入れ冷暗所で保存(長期保存可)
• 煮豆・蒸し大豆:冷蔵で2〜3日、冷凍で1か月以内
• 豆腐・おから:開封後は早めに使用、冷凍も可(食感は変わる)
大豆は、小さな粒にたっぷりの栄養を詰め込んだパワーフード。
加熱・加工すれば、消化しやすく取り入れやすい食材になります。
「お肉だけじゃないたんぱく源」として、愛犬・愛猫のごはんにもぜひ活用してみてください。
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