鮭は、タンパク質や脂質をバランスよく含んだ魚で、「海の健康食材」として知られています。
身の赤い色は、アスタキサンチンという強力な抗酸化成分によるもので、細胞の老化を防ぎ、免疫力を高める働きが期待できます。
またEPA・DHAなどの良質な脂も豊富で、血液の流れをサラサラにしたり、脳の健康にも貢献します。
香りや旨味が強く、犬や猫にも好まれやすい食材のひとつです。
食品図鑑 『鮭(さけ)』
◆旬
秋〜冬(9月〜12月頃)
※通年で冷凍鮭が流通しています。
◆主な栄養成分
- たんぱく質…筋肉や皮膚、臓器の材料に
- 脂質(EPA・DHA)…脳・目・心臓の健康サポート
- ビタミンD…カルシウムの吸収促進と骨の健康に
- ビタミンB群(B6・B12など)…代謝と神経機能の維持
- ビタミンE…抗酸化作用で若々しさをキープ
- アスタキサンチン(赤色色素)…強力な抗酸化力で細胞を守る
- カリウム・セレン…血圧バランスや免疫調整に
◆ペットにとっての栄養的メリット
- 美しい毛ヅヤと皮膚の健康維持に(良質なたんぱく質&脂)
- 高齢期の健康サポートに(アスタキサンチン+EPA・DHA)
- 脳や視覚の働きに貢献(DHAで思考や反応をサポート)
- 食いつきアップにも◎(風味が強く、嗜好性が高い)
◆選び方
- 「甘塩」「塩鮭」でなく、無塩タイプの生鮭または加熱用を選ぶ
- 白鮭・紅鮭などが一般的。鮮やかなピンク色で臭みがないものを
- 国産・天然または信頼できる養殖鮭が安心
◆調理のポイント
- 蒸す・茹でる・焼くなどしっかり加熱する
- 骨を除いて身をほぐし、ほかの食材と混ぜてごはんに
- 脂が気になる場合は皮と脂身を除くと◎
- 加熱してほぐした状態で冷凍保存も可能(小分け推奨)
◆保存方法
- 生鮭:冷蔵で1〜2日以内、冷凍で1か月程度
- 加熱後:冷蔵で2〜3日、冷凍で1か月以内に消費
- 冷凍は小分けにして、ラップ+ジッパー袋で保存を
鮭は、味・栄養・使いやすさの三拍子が揃った、頼れる魚。
抗酸化成分や良質な脂が、愛犬・愛猫の体の内側から元気と輝きを支えてくれます。
ぜひ日々の手作りごはんに、ほんのひとくちから取り入れてみてくださいね。
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