鰤(ぶり)は、日本の食文化で古くから親しまれている出世魚。
脂ののった冬のぶりは特に栄養価が高く、動物性たんぱく質やオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)、ビタミン類が豊富です。
味にコクがあり、加熱しても身がやわらかく、ペットにとっても食べやすい魚のひとつです。
しっかりと体を支える栄養源として、日々のごはんに少しずつ取り入れたい食材です。
食品図鑑 『鰤(ぶり)』
◆旬
冬(12〜2月頃)
※特に寒ぶりと呼ばれる冬のぶりは脂がのって栄養価も◎
◆主な栄養成分
• たんぱく質…筋肉・臓器・免疫細胞の材料に
• 脂質(DHA・EPA)…脳や神経、血液の健康維持
• ビタミンB群(B1・B6・B12など)…代謝や神経機能のサポート
• ビタミンD…カルシウムの吸収を助け、骨の健康に
• 鉄・亜鉛…貧血予防や免疫維持に役立つミネラル
◆ペットにとっての栄養的メリット
• 動物性たんぱくで筋肉・内臓の健康をサポート
• DHA・EPAで脳や皮膚の健康維持に◎
• 脂肪が多くエネルギー源としても頼れる
• しっかり加熱すれば消化しやすく食いつきも良好
• 高齢の子や体力が落ちた時の栄養補給にもおすすめ
◆注意点
• 必ず加熱調理をする(生はNG)
• 骨を丁寧に除いてから与える(小骨注意)
• 脂が多いため、与えすぎには注意(少量から)
• 塩焼き・照り焼き・ブリ大根などの味付け済み加工品は不可
• 魚アレルギーの有無を確認しながら使用
◆選び方
• 身に弾力があり、血合い部分がきれいな赤色のもの
• 脂が白く艶やかで新鮮なものを選ぶ
• できれば天然で、無添加の切り身が安心
◆調理のポイント
• 蒸す・茹でる・焼くなど、しっかり火を通す
• 骨を取り除き、身をほぐして小分け冷凍が便利
• 白米・野菜と合わせて、バランスの良い一品に
• 脂が多いと感じる場合は湯通しして脂を落とす工夫を
◆保存方法
• 生:冷蔵で1日以内、冷凍で2〜3週間
• 加熱後:冷蔵で2日、冷凍で1か月以内
ぶりは、力強く、頼もしい“栄養のかたまり”のような魚。
脂がのっていて味わい深く、消化も比較的しやすいため、ペットの手作りごはんにも人気の食材です。
量と骨に注意しながら、愛犬・愛猫のごはんに無理なく取り入れてみてくださいね。
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