穀物の力で内側から整える!~はと麦~

食品図鑑

はと麦は、古くから漢方や民間療法でも使われてきたイネ科の穀物で、「ヨクイニン」としても知られています。
クセが少なく、ほんのり甘く香ばしい風味があり、消化吸収がよく、胃腸をいたわりながら内側から体調を整えるのにぴったりの食材です。
皮膚トラブルやむくみ対策、体の余分な湿気を排出する作用が期待されており、犬や猫の健康維持にも役立ちます。
加熱調理して、主食やスープの材料として活用できます。

食品図鑑 『はと麦』

◆旬
通年(精白加工された乾燥粒・粉末などが市販されています)


◆主な栄養成分

  • 良質なたんぱく質…筋肉や皮膚の材料に
  • ビタミンB群(B1・B2・B6など)…代謝や神経の働きをサポート
  • 食物繊維…腸内環境の改善や便通サポートに
  • カリウム…むくみや余分な水分の排出に
  • 鉄・マグネシウム・亜鉛…代謝・血・皮膚の健康維持に
  • コイクセノライド(ヨクイニン成分)…皮膚の炎症や老廃物排出のサポートに

◆ペットにとっての栄養的メリット

  • 消化しやすい穀物で、胃腸のはたらきをサポート
  • 皮膚トラブルのケア(ヨクイニン効果)
  • 代謝アップ&体の巡り改善に(B群・ミネラル)
  • 水分代謝サポートでむくみ・湿気体質の子にも◎

◆注意点

  • 必ず加熱してから与える(生の粒はNG)
  • 食物繊維が豊富なので、便が緩くなる子は少量から
  • 穀物アレルギーのある子は注意(稀に反応する場合も)
  • 医薬品「ヨクイニン」との併用は獣医師に相談を

◆選び方

  • 精白された「食用はと麦(丸粒・割れ粒・粉末など)」を使用
  • 無添加・無塩のものを選ぶ
  • ハトムギ茶ではなく、食品用の穀物としてのはと麦を使用

◆調理のポイント

  • 一晩水に浸けてからやわらかくなるまで茹でる
  • 炊飯時に他の穀類(米など)と一緒に炊くのも◎
  • 茹でたものは刻んでごはんに混ぜたり、スープに加えたり
  • 粉末タイプは少量をスープに溶かして使える

◆保存方法

  • 乾燥粒:密閉して冷暗所で保存(6か月〜1年)
  • 加熱後:冷蔵で2〜3日、冷凍で1か月以内に
  • 粉末:湿気に注意し、冷暗所で保存。開封後は早めに使い切る

はと麦は、胃腸にやさしく、体の内側からきれいと元気を引き出す穀物です。
皮膚や被毛のケアをはじめ、日々の調子を整えたいときに心強い味方になってくれます。
ぜひ、愛犬・愛猫のごはんにも「巡りと調整」のひとさじとして取り入れてみてくださいね。

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