自然の力で元気を育む!まるごと栄養ごはん~玄米~

食品図鑑

玄米は、精白されていない「ぬか」や「胚芽」が残った状態のお米で、ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含む“まるごと栄養食”。
白米に比べて栄養価が高く、特にビタミンB群やマグネシウム、食物繊維がしっかり摂れることが特徴です。
腸内環境を整えたいときや、代謝をサポートしたいときに役立つ主食として、犬や猫のごはんにも取り入れられます。
ただし、消化に負担がかかりやすいため、やわらかく炊いて少量からがポイントです。

食品図鑑 『玄米(げんまい)』

お米の収穫時期は秋(9〜10月頃)
※通年保存・使用可能


主な栄養成分

  • 食物繊維…腸内環境を整え、便通をサポート
  • ビタミンB群(B1・B6・葉酸など)…代謝・神経・皮膚の健康に
  • マグネシウム・鉄・亜鉛…骨・筋肉・免疫サポート
  • γ-オリザノール…抗酸化作用、ストレス緩和・自律神経サポートに
  • タンパク質…体づくりに必要な栄養素
  • フィチン酸…抗酸化・デトックス作用に注目されている成分

ペットにとっての栄養的メリット

  • 腸内環境を整えるサポートに(食物繊維が豊富)
  • 代謝アップ&皮膚・神経の健康を維持(ビタミンB群)
  • 疲れがちな子のミネラル補給に◎(マグネシウム・鉄)
  • ストレスが多い子にも(γ-オリザノールによる自律神経サポート)

注意点

  • 白米より消化に時間がかかるため、やわらかく炊くのが鉄則
  • 胃腸が敏感な子、シニア犬猫には少量からスタート
  • しっかり咀嚼できるよう細かく刻む、またはおかゆ状にするのが◎
  • 玄米の表面に残る残留農薬が気になる場合は無農薬・有機栽培を選択

選び方

  • 無農薬・有機玄米が安心
  • 表面にツヤがあり、割れていないものを選ぶと炊きやすい
  • 圧力鍋や炊飯器の玄米モードで炊くのが便利

調理のポイント

  • 6〜8時間程度、水に浸けてから炊飯(吸水が大切)
  • 炊飯器の玄米モードや圧力鍋でしっかり加熱
  • 犬猫用には、やわらかく炊いた後、細かく刻む・つぶす・おかゆ状にすると◎
  • 冷凍保存OK。炊いて小分け冷凍しておくと便利

保存方法

  • 乾燥玄米:密閉容器で冷暗所(または冷蔵庫)保存、2〜3か月以内に使用
  • 炊飯後:冷蔵で2〜3日以内、冷凍で1か月程度が目安

玄米は、「自然の栄養をまるごと取り入れる」ことができる主食のひとつ。
体の内側から元気を整えたいときや、健康維持を意識した食事にぴったりです。
愛犬・愛猫のごはんにも、少量ずつの玄米ごはんをプラスして、ゆっくりと栄養バランスを整えてみてくださいね。

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