りんごは、秋から冬にかけて旬を迎える果物で、シャキシャキとした食感とほどよい甘みが魅力です。
水分が豊富で、食物繊維やビタミンC、抗酸化成分も含まれており、人にもペットにもやさしい果物です。
皮ごとでも与えられますが、消化しにくい場合もあるため、ペットには細かく刻む・加熱するなどの工夫がポイント。
甘味の少ない品種や加熱りんごは、おやつやトッピングにおすすめです。
食品図鑑 『りんご』
◆旬
秋〜冬(主に10〜12月頃)
※品種によっては通年手に入ります
◆主な栄養成分
- 食物繊維(特にペクチン)…整腸・便通の改善に
- ビタミンC…抗酸化作用・免疫サポート
- カリウム…余分なナトリウムの排出、むくみ予防に
- ポリフェノール(主に皮に多い)…抗酸化作用により健康維持
- クエン酸・リンゴ酸…疲労回復サポート
◆ペットにとっての栄養的メリット
- 水分が多く、食欲が落ちたときの補助に◎
- 食物繊維でお腹の調子を整える
- 甘すぎずさっぱりしていて食べやすい(少量で満足感)
- 加熱すれば消化が良くなり、シニアにもおすすめ
◆注意点
- 種・芯は必ず取り除く(アミグダリン含有のためNG)
- 初めての場合は少量から様子見
- 食物繊維が多いため、与えすぎると軟便になることも
- 皮付きは消化しづらい場合があるため、刻む・すりおろすなどの工夫を
◆選び方
- 皮にハリがあり、ずっしりと重みがあるものが新鮮
- 甘味が強すぎない品種(紅玉・つがるなど)がペットには◎
- 有機栽培や減農薬栽培のものを選ぶとより安心
◆調理のポイント
- 生で与えるときは薄くスライス or みじん切り
- 加熱(蒸す・煮る)することで甘みが増し、消化もしやすくなる
- 小さなサイズでおやつやフードのトッピングに◎
- すりおろし・ペーストにすれば食べやすさアップ
◆保存方法
- 生:冷蔵庫の野菜室で2〜3週間保存可能
- カット後:変色を防ぐためレモン水などに浸けて冷蔵保存(1〜2日)
- 加熱後:冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間程度保存可
りんごは、身近で手に入りやすく、ペットにも使いやすい優秀な果物。
水分補給やお腹の調子を整えるサポート食材として、日々のごはんに取り入れてみてください。
季節の味わいを、愛犬・愛猫と一緒に楽しみましょう。
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