うどは、日本原産の山菜で、春の訪れを感じさせてくれる香味野菜のひとつです。
特有の香りとほろ苦さには、食欲を刺激する作用や消化を助ける働きがあるといわれており、昔から春の養生食として親しまれてきました。
カリウムや食物繊維が豊富で、加熱すれば苦味もやわらぎ、ペットにも少量ずつ取り入れやすい食材です。
食品図鑑 『うど』
◆旬
春（3〜5月頃）
◆主な栄養成分
• カリウム…体内の塩分を調整し、むくみ予防に
• 食物繊維…腸内環境を整える
• アスパラギン酸…疲労回復・代謝のサポート
• ポリフェノール（クロロゲン酸など）…抗酸化作用
• 香気成分（リモネン等）…胃腸の働きを助ける
◆ペットにとっての栄養的メリット
• 利尿作用が期待されるカリウムで体内バランスサポート
• 食物繊維で便通を整えやすく
• 香り成分が食欲をサポートする場合も
• 春のデトックス野菜として体にやさしく取り入れられる
• アクをしっかり抜けば消化もしやすくなる
◆注意点
• 必ず加熱してから与える（生食・アク残りはNG）
• アクが強いため、しっかり下処理して使用
• 香りや苦味があるため、少量から様子を見て
• 皮や葉の部分は特に繊維質が強いので控えめに
◆選び方
• 全体にハリとみずみずしさがあるもの
• 切り口が白く、変色していないもの
• 皮が薄く、太さが均一なものが良品
◆調理のポイント
• 皮を厚めにむき、酢水にさらしてアク抜き（10分程度）
• ゆでて柔らかくしてから細かく刻む
• 白米や野菜と一緒に煮たり、スープに加えると◎
• 香りが苦手な場合は、蒸す・煮ると風味がやわらぐ
◆保存方法
• 生：新聞紙に包みポリ袋へ入れて冷蔵保存（3〜5日）
• 加熱後：冷蔵で2日、冷凍で1か月以内
うどは、春の短い時期だけ出回る、香り豊かな旬野菜。
香味やアクに少し注意しながら、無理のない範囲で取り入れれば、春の体調リセットや食欲のサポートにも役立ちます。
四季を感じる旬の食材として、ペットのごはんに彩りを添えてみてはいかがでしょうか。
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