とうがんは、「冬の瓜」と書きますが、旬は夏。
水分が多くてさっぱりとした味わいが特徴の野菜で、煮物やスープなどに幅広く使われています。
低カロリーで消化もしやすく、カリウムやビタミンC、食物繊維も含まれているため、体調を崩しやすい季節の変わり目や、体内の水分バランスが気になるときにも活用できる食材です。
淡白でクセがないので、ペットのごはんにも取り入れやすい野菜のひとつです。
食品図鑑 『とうがん』
◆旬
夏(7〜9月頃)
※涼しい場所に保管すれば冬まで日持ちすることが名前の由来
◆主な栄養成分
• 水分…体をうるおし、熱をさます
• カリウム…体内の余分な塩分を排出、むくみ対策に
• ビタミンC…抗酸化作用で免疫力の維持に
• 食物繊維…腸内環境のサポート
• サポニン(微量)…利尿作用を助ける働きも
◆ペットにとっての栄養的メリット
• 水分補給に役立ち、暑い時期の体温管理にも◎
• カリウムで塩分や老廃物の排出をサポート
• やわらかく煮ると消化によく、胃腸にやさしい
• クセがないため他の食材との相性もよい
• シニア犬・猫や食欲の落ちた子にもおすすめ
◆注意点
• 必ず加熱してから使用(生食は不可)
• 体を冷やす作用があるため、冷えが気になる子は少量から
• 煮すぎると水っぽくなりすぎるため調理はほどほどに
• 皮と種は取り除いて使用
◆選び方
• 皮にツヤとハリがあり、重みのあるもの
• カット品の場合は、果肉が白くみずみずしいもの
• 中のワタや種が変色していないものを選ぶ
◆調理のポイント
• 皮と種を除き、白い果肉の部分を使う
• だしで煮る、スープにする、細かく刻んで他の食材と合わせても◎
• 冷ました状態で水分補給用として使うのもおすすめ
• 加熱後は冷蔵・冷凍保存可能
◆保存方法
• 丸ごと:風通しの良い涼しい場所で保存(1〜2か月保存可)
• カット後:種とワタを除き、ラップで包んで冷蔵保存(3〜5日)
• 加熱後:冷蔵で2日、冷凍は1か月以内
とうがんは、体をやさしく潤し、季節の変わり目や暑さに負けない体づくりをサポートしてくれる頼もしい野菜。
味にクセがなく、他の食材と調和しやすいので、愛犬・愛猫の手作りごはんにもぜひ取り入れてみてくださいね。
コメント