たけのこは、竹の若芽部分を食用とした春の味覚で、シャキシャキとした食感とほんのりとした甘みが特徴です。
低カロリーながら食物繊維が豊富で、腸内環境を整えるサポートに優れています。
また、カリウムやビタミン類も含まれ、季節の変わり目の体調管理にもおすすめ。
ただしアクが強いため、しっかり下処理をしたうえで、少量ずつペットのごはんにも活用できます。
食品図鑑 『たけのこ(筍)』
◆旬
春(3〜5月頃)
※水煮は通年利用可能
◆主な栄養成分
• 食物繊維(不溶性)…腸の動きを活発にし、便通をサポート
• カリウム…余分なナトリウム(塩分)を排出し、体内バランスを整える
• ビタミンB群(B1・B6など)…代謝や神経の働きを助ける
• チロシン…アミノ酸の一種で、脳の働きや気分の安定に関与
◆ペットにとっての栄養的メリット
• 食物繊維が腸の健康維持に役立つ
• 低カロリーで満腹感も得られやすい
• カリウムが体のバランスを整えるサポートに
• 適量なら消化にもやさしく、食感のアクセントに
• 季節感のある食材としてトッピングにも◎
◆注意点
• 必ず加熱してアク抜きをしてから使用(生はNG)
• 穂先部分を中心に使用(根元は繊維質が多く消化しにくい)
• チロシンは白い粉状で無害だが、気になる場合は取り除いてもOK
• 水煮の場合も無添加・塩分無添加のものを選ぶ
• アレルギーや便の変化がないか、初回は少量から様子を見る
◆選び方
• 穂先が黄色っぽく、皮がしっとりしているもの(生)
• 水煮の場合は「無添加・無塩」のものを選ぶ
• 臭みや酸味がない、香りのよいもの
◆調理のポイント
• 生たけのこは米ぬかや米のとぎ汁で茹でてアク抜き
• 水煮を使う場合も再加熱してから与える
• 穂先を柔らかく煮て、細かく刻んで使用
• 白米や野菜と一緒に煮物風にすると自然な風味に
◆保存方法
• 生:アク抜き後、水に浸けて冷蔵保存(毎日水替えして3〜4日)
• 加熱後:冷蔵で2日以内、冷凍保存は食感が変わるため短期間で消費
• 水煮:開封前は常温可、開封後は冷蔵で保存し、2〜3日以内に使用
たけのこは、春の訪れを感じさせてくれる旬の味覚。
適切に下処理をすれば、ペットの食事にも安全に取り入れられる栄養食材です。
ほんの少しの「春のごちそう」で、日々のごはんに季節感と栄養をプラスしてみてくださいね。
コメント