自然薯(じねんじょ)は、古くから滋養強壮の食材として重宝されてきた日本原産の山芋の一種です。
強い粘りと独特の風味があり、他の山芋よりも栄養価が高いとされ、ビタミンやミネラル、消化酵素が豊富に含まれています。
すりおろしても、加熱しても使える万能食材で、ペットにも少量から取り入れやすい野菜です。
食品図鑑 『自然薯(じねんじょ)』
◆旬
秋から冬(10〜1月頃が最もおいしい時期)
◆主な栄養成分
• たんぱく質…植物性で消化しやすい体づくり素材
• ビタミンB群(B1・B6など)…代謝や神経の働きをサポート
• ビタミンC…抗酸化作用で免疫維持に
• カリウム…塩分排出をサポート
• 食物繊維…腸内環境を整える
◆ペットにとっての栄養的メリット
• 胃の粘膜保護&消化促進
• すりおろしてトッピングにすると食欲サポートに
• カリウムで体内バランスの維持をサポート
• 食物繊維が便通の改善に役立つ
• ビタミンB群が代謝を助け、元気な体に
◆注意点
• 生で与える場合は少量から(刺激が強いことも)
• 皮付きの場合はアクが強いため加熱推奨
• アレルギー反応が出る場合があるため、初回は少量で様子を見る
• 粘りが強いため、のどにつまらないよう注意(特に猫)
◆選び方
• 表面が乾燥しておらず、ずっしりと重みがあるもの
• ひび割れや変色がないものを選ぶ
• 断面が白く、粘りが強いものが新鮮
◆調理のポイント
• 皮をむいて酢水にさらしてアク抜きすると◎
• すりおろして生でトッピングに(少量)
• 輪切りや角切りで加熱すれば、甘みが出てやわらかくなる
• 冷凍保存は不可(解凍時に食感が悪化)
◆保存方法
• 新聞紙などに包んで冷蔵庫で保存(10日程度)
• カット後はラップして密閉し、冷蔵で3〜4日以内に使用
• すりおろし後は冷凍せず、すぐに使用
自然薯は、少量でも栄養価の高い「滋養の根菜」として、季節の変わり目や元気がないときに特におすすめ。
ペットに与える際は、加熱やすりおろしで使いやすく調理し、様子を見ながら少量ずつ取り入れてみてくださいね。
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