ぬめりに秘めたパワー!~里芋(さといも)~

食品図鑑

里芋は、縄文時代から食べられていたとされる、日本で最も歴史のある野菜のひとつです。
特徴的なのは、その「ぬめり」。このぬめり成分には、胃腸の粘膜を守り、消化吸収を助ける働きがあると言われています。

炭水化物を含みながらもカロリーは低めで、やわらかく煮ることでペットも食べやすい食材です。

食品図鑑 『里芋(さといも)』

秋〜冬(9月〜12月)

主な栄養成分

  • 炭水化物(でんぷん)…エネルギー源
  • 食物繊維(ガラクタン)…腸内環境の改善に
  • 粘液質(ムシレージ)…胃粘膜の保護、たんぱく質の吸収をサポート
  • カリウム…体内の余分な塩分を排出し、むくみ予防に
  • ビタミンB1・B6…神経系の健康維持、疲労回復に
  • ビタミンC…免疫維持、皮膚の健康サポート
  • サポニン…抗酸化作用、コレステロールの調整に

ペットにとっての栄養的メリット

  • 胃腸の粘膜を守り、消化吸収をサポート(ムシレージ)
  • 腸内環境の改善(食物繊維で便通も◎)
  • 体にやさしい炭水化物でエネルギー補給に
  • アレルギーになりにくく、初めての手作り食にも使いやすい

注意点

  • 必ず加熱してから与える(生は消化に悪く、刺激がある)
  • ぬめりが気になる場合は、よく洗ってから加熱を
  • アクがあるため、一度ゆでこぼすと安心
  • 皮や芽には刺激成分があるため、しっかり除くこと

選び方

  • 泥つきのものは乾燥しにくく、風味が保たれやすい
  • 表面にハリがあり、傷みやカビのないものを選ぶ
  • 皮むき加工品は、購入後すぐに調理を

調理のポイント

  • 皮をむいてやわらかく煮る(茹でる・蒸す)
  • すりつぶしてマッシュ状にすると、消化しやすくなる
  • 冷めると粘りが強くなるので、ごはんに混ぜるときは温かいうちに
  • アレンジ例:無塩きなこや青のりをまぶせば、おやつ風にも◎

保存方法

  • 生の里芋:新聞紙に包み、冷暗所で保存(冷蔵庫は避ける)
  • 皮をむいたもの:冷蔵で2〜3日以内
  • 加熱後:マッシュ状にして冷凍保存(1か月以内を目安に)
  • 冷凍時は空気をしっかり抜いて保存袋へ

やさしい甘みとぬめりに包まれた、胃腸にやさしい里芋。
愛犬・愛猫のごはんにも、ぜひ一度取り入れてみてくださいね♪

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