しらすとは、イワシ類(カタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシなど)の稚魚を指します。
水揚げされた直後に釜茹でされた「釜揚げしらす」や、それを乾燥させた「しらす干し」「ちりめんじゃこ」などがあります。
たんぱく質・カルシウム・ビタミンDをはじめ、海のミネラルが豊富。
やわらかく消化もしやすいため、ペットのごはんにも少量ずつ取り入れやすい優秀食材です。
食品図鑑 『しらす』
◆旬
3〜5月、10〜12月(春と秋に漁の最盛期)
────────────────────────────
◆主な栄養成分
• たんぱく質…筋肉や被毛の健康に
• カルシウム・ビタミンD…骨や歯の形成・維持をサポート
• EPA・DHA…血流や脳の健康維持に(微量)
• ビタミンB群…代謝のサポート
• 鉄・マグネシウム…血液や神経の健康に
────────────────────────────
◆ペットにとっての栄養的メリット
• 良質なたんぱく質で体づくりをサポート
• カルシウムで骨や歯の健康維持に
• 鉄分やミネラルで血の巡りを整える
• ビタミンB群で代謝や皮膚の健康サポート
────────────────────────────
◆注意点
• 塩分に注意(無塩または減塩のしらすを使用)
• アレルギーのある子には慎重に(魚アレルギーの確認を)
• 水分を多く含む釜揚げしらすは傷みやすいため早めに使う
• 乾燥タイプ(ちりめんじゃこ)は硬いので、細かく刻んで少量ずつ
────────────────────────────
◆選び方
• 無塩または減塩タイプのしらす
• 白くふっくらしていて、変色やにおいがないもの
• 国産で添加物不使用のものがより安心
────────────────────────────
◆調理のポイント
• そのまま使えるが、心配な場合は熱湯をかけて塩抜き
• 刻んで野菜やおかゆと混ぜて風味づけに
• 加熱調理にも向く(炒めもの、蒸し料理などに加える)
• カルシウム補給には、骨の少ないしらすが最適
────────────────────────────
◆保存方法
• 生(釜揚げ):冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間
• 乾燥タイプ:密閉して冷蔵保存(約1週間)、冷凍も可
────────────────────────────
しらすは、海の栄養をまるごといただける小さなごちそう。
ペットのごはんにも、自然なカルシウム源として少しずつ活用してみてください。
風味も良く、食いつきアップのひと工夫にも◎です。
コメント