秋は乾燥の季節。
体内での肺・大腸、体表での皮膚・被毛に関係する食材を選びました。
通常は調味料は[不要]ですが、発酵食品の代表"味噌"は腸の冷えに一役かってくれますし、同じく発酵食品の"醤油"は素材の味を引き出し、食欲増進も期待できる事で用いました。
レシピ紹介
材料
- (体重4キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- さつま芋 20g
- ブロッコリー 5g
- レタス 2g
- 牛豚合挽き肉 60g
- 味噌 一つまみ
- 醤油 3滴
- ニンニク 極少量
- 油 小さじ1/2
手順
- さつま芋は皮をむき、細切りにしておく。
- ブロッコリーがみじん切り、レタスは細切りにす。
- さつま芋を茹でる。
- フライパンに油とニンニクを入れ、レタス以外を炒める。
- 調味料を加え、④と共に器に盛る。
提供:上級指導士 黒沼 朋子
おすすめPOINT
麺に見立てたさつま芋は、デンプンで栄養素を包んでいるため、熱に強いビタミンCを持ち、食物繊維も豊富に含まれています。
また、各器官の機能促進、体力増強により、"気"を補う働きが期待できます。
合挽き肉の牛肉の赤みは、たんぱく質やミネラルが豊富で、身体に吸収されやすいヘム鉄も含まれます。ヘム鉄は、植物に含まれる非ヘム鉄に比べ、吸収率が約7倍もあるので、貧血の子や体が冷たい子に有効な食材です。
また合い挽き肉の豚肉の脂肪には血中コレステロールのみを減らし、善玉コレステロールを増やしてくれる不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸を含み、動脈硬化防止に有益です。