「肉みそ」と言っても私たちヒト用をそのまま利用するわけではありませんのでご安心を…忙しくて休日にしか作れないという方にもピッタリな、お助け常備菜として冷蔵・冷凍庫で保管をしていただ けるレシピです。今回は「担々麺」風のアレンジもご紹介していますが、白菜といったお好み野菜との煮込み調理はもちろん、お湯と炊いたご飯を加えて「おじや」風、普通に水で溶いてフードにかけるだけのトッピング用にと、様々に活用していただけます。
レシピ紹介
材料
- (体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- 豚挽肉 100g
- ショウガ 10g
- 筍の水煮 20g
- ピーマン 20g
- 人参 20g
- 舞茸 5g
- 干しエビ 少々
- 味噌 小さじ1
- 水 50ml
- ごま油 大さじ1
- 乾物ラーメン(鍋用等)10g
- モヤシ・チンゲンサイ 適宜
- すりごま 小さじ1
- パプリカ粉末 少々
- 水 150ml
手順
- 肉みそ用のショウガ・筍・ピーマン・人参・舞茸をみじん切りにします。
- 厚手の鍋にごま油を入れて加熱し、豚ミンチを炒めます。肉に火が通ったら①の野菜と水、砕いた干しエビを加えて煮込みます。
- ②に味噌を加え、炒めるように混ぜながら水分を飛ばします。火を止めて肉みそは完成です。
- ③を半分ほどと水150mlを鍋に入れ加熱し、沸騰したところで乾物ラーメンを半分に折って加えます。そこにお好みの量のモヤシとチンゲンサイも加えて煮込みます。
- ④にすりごまと粉末パプリカを加えて混ぜ合わせ、麺が柔らかくなったところで火を止めて完成です。
提供:上級指導士 こばやし裕子
おすすめPOINT
●豚肉
豚肉は良質なタンパク質 を多く含む食材であり、人参やピーマンといったβカロテンを含む食材と一緒に摂ることで免疫力の強化を、またビタミンCとで動脈硬化予防を期待できます。肉を炒めることで香りが高まりますが、更にショウガを合わせることで胃液の分泌を促進し、食欲をアップしてくれます。
●味噌
「畑のお肉」と言われるほど良質な栄養価を持つ食材である大豆を原料としている味噌は、発酵することによってその栄養価を吸収しやすくなった日本が誇る優れた食品であり、鉄分といったミネラルも豊富に含みます。ただし、塩分を含むことから敬遠されがち…、ですが今回一緒に利用している筍はカリウムを多く含むことから、味噌と合わせても余分なナトリウム排泄を促してくれますので心配しすぎなくても大丈夫です 。更にアレンジの際に水分を合わせることが多いため、その水分によっても塩分は十分排泄可能です。
●筍
筍は食物繊維が豊富な食材でコレステロールの吸収を抑制すると言われており、油を使用する調理にも適しています。
その油を使用することで吸収しやすくなるビタミンDを多く含むのが舞茸ですが、同時に干しエビに含まれるカルシウムの吸収を高めてくれるため骨の維持も期待できます。
このように様々な栄養価をギュッと閉じ込めた常備菜「肉みそ」、ぜひ手間抜きの技の1つとしてご利用くださいね。