野菜をトマトベースで煮込むイタリアの料理「カポナータ」に、お肉を加えたわんちゃんも大満足の一皿です。
ショートパスタやクスクス、ごはんなどと合わせて色々なアレンジで楽しんでください。
レシピ紹介
材料
- (体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- なす 1/2本
- ズッキーニ 1/4本
- パプリカ 1/6個
- マッシュルーム 4個
- トマト 1/4個
- トマトピューレ 50ml
- にんにく 1/2片
- ラム肉 80g
- オリーブオイル 適量
- バジル(飾り用)
手順
- にんにくはみじん切りにし、ラム肉、野菜は食べやすい大きさに切る。
- 鍋にオリーブオイルとにんにくを入れてから弱火で熱し、香りが出てきたら中火でラム肉を炒める。
- ラム肉に火が通ったら、ナス、ズッキーニ、パプリカを加えて炒め合わせる。
- マッシュルーム、トマト、トマトピューレ、水(好みの濃さに合わせて)を加えて15分ほど煮込んで完成。
提供:指導士 宮岸 知子
おすすめPOINT
なすは90%以上が水分でできていて、利尿効果が期待できるカリウムの他は栄養素が少ないイメージがありますが、表皮を紫色にしているアントシアニン系の色素、「ナスニン」には注目すべき成分が含まれています。
強い抗酸化力があり、がん、動脈硬化、生活習慣病などの予防に役立つことが認められていますので、日々のごはんにもぜひ活用したい食材です。
ただし、ナスニンは水に溶けやすいので、水にさらさず調理の直前に切るようにしてください。
ラム肉は良質なたんぱく質、代謝を促進して脳や体にエネルギーを供給するビタミンB群、貧血を予防する鉄など栄養素が豊富な食材です。貧血予防にはビタミンCと一緒に摂ると効果的ですので、カポナータのように煮込み料理が栄養を逃さずおすすめです。
脂質が少なく脂肪燃焼に有効に働きかけるカルノシンを多く含むため、ダイエット中にも向いています。
また、消化しやすく、体を温めて血行を良くする効果も期待できますので、シニア期の犬の食材にも取り入れると良いでしょう。