身体の内側からすこやかに~昆布のミネラルパワー~

食品図鑑

昆布は、日本の食卓に古くから親しまれてきた海藻で、うま味成分「グルタミン酸」を豊富に含む、天然のだし素材です。
とくにカリウムやカルシウム、ヨウ素(ヨード)など、海由来のミネラルがたっぷり含まれ、体のめぐりや代謝をサポート。
食物繊維も豊富で、腸内環境の改善にも一役買ってくれます。
風味がよく、出汁がらも細かく刻めばペットの手作りごはんにも活用できます。

食品図鑑 『昆布(こんぶ)』

採取時期は春〜夏(5月〜8月頃)
※乾燥昆布として通年流通しています。

主な栄養成分

  • グルタミン酸(うま味成分)…食欲増進、消化液の分泌を促進
  • カリウム…余分なナトリウムを排出し、血圧バランスを整える
  • カルシウム・マグネシウム…骨や歯の健康を支える
  • ヨウ素(ヨード)…代謝を促進し、甲状腺ホルモンの材料に
  • アルギン酸・フコイダン(食物繊維)…整腸作用、免疫サポート
  • 鉄分…貧血予防に

ペットにとっての栄養的メリット

  • 腸内環境の改善(食物繊維が腸の動きを助ける)
  • ミネラル補給に◎(カルシウム・鉄・マグネシウム)
  • 代謝・ホルモンバランスのサポート(微量のヨウ素が活躍)
  • だしの香りで食欲アップ(グルタミン酸で嗜好性◎)

注意点

  • 使いすぎ注意!ヨウ素の過剰摂取は甲状腺に影響を与える可能性あり
  • 出汁に使った後の昆布も、刻んで少量ずつなら利用可
  • 海藻にアレルギーがある子は慎重に
  • 必ず柔らかく戻して細かく刻むこと(消化を助ける)

選び方

  • 無添加・無塩の乾燥昆布が安心(真昆布・日高昆布など)
  • 出汁用の厚みある昆布が風味も豊かで◎
  • 粉末タイプや刻み昆布は使いやすいが、原材料を要確認

調理のポイント

  • 水で戻すか煮出して、柔らかくしてから使用
  • 出汁をとった後の昆布は、細かく刻んでごはんに混ぜてOK
  • 細切り・みじん切りにして、ほかの食材に混ぜ込むと食べやすい
  • 冷凍保存も可能。刻んだ状態で小分け保存すると便利

保存方法

  • 乾燥昆布:湿気を避けて冷暗所で保存(1年程度)
  • 戻した後:冷蔵で2〜3日、冷凍で1か月以内に消費
  • 出汁がらも刻んで冷凍すれば無駄なく使える

昆布は、海のうま味と栄養をぎゅっと詰め込んだ、頼れる健康食材。
少量でもしっかりと風味が立ち、いつものごはんに深みと栄養をプラスしてくれます。
ぜひ日々の手作りごはんに、「ちょい足し」昆布を取り入れてみてくださいね。

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