鱈は寒い季節に旬を迎える白身魚で、脂肪が少なく消化もしやすいのが特徴です。
クセのない味とやわらかい身質で、離乳食や療養食にも使われるほど体にやさしい食材です。
ペットにとっても、動物性たんぱく源として安心して取り入れられ、消化器が弱い子やシニアにもおすすめです。
加熱して骨と皮を取り除き、シンプルな調理で活用しましょう。
食品図鑑 『鱈(たら)』
◆旬
冬(12〜2月頃)
※冷凍たらで通年利用も可能
◆主な栄養成分
- たんぱく質…筋肉や皮膚、臓器の材料に
- ビタミンB群(B12・ナイアシンなど)…代謝や神経の健康に
- セレン…抗酸化作用や免疫維持に関与
- リン…骨や歯の形成をサポート
- カリウム…体内の塩分調整、むくみ予防
◆ペットにとっての栄養的メリット
- 低脂肪・高たんぱくで胃腸にやさしい
- 消化が良く、体調が不安定なときのたんぱく源に◎
- ビタミンB群がエネルギー代謝を助ける
- シニア犬猫や病後の栄養補給にも使いやすい
◆注意点
- 必ず加熱してから与える(生魚はNG)
- 骨と皮を丁寧に除去(誤飲・消化不良防止)
- 塩や調味料が加えられた加工品(干物・鍋用など)はNG
- 与えすぎには注意し、バランスのよいごはんに
◆選び方
- 切り身は透明感があり、臭みのないものが新鮮
- 冷凍たらは無添加・無塩のものを選ぶと安心
◆調理のポイント
- 茹でる・蒸す・焼くなど、加熱調理が基本
- 加熱後は身をほぐし、骨を丁寧に取り除いてから与える
- 野菜やおかゆと合わせたスープ仕立ても◎
- 小分け冷凍しておくと手軽に使える
◆保存方法
- 生:冷蔵で1〜2日以内に使用、冷凍で2〜3週間
- 加熱後:冷蔵で2〜3日、冷凍で約1か月保存可能
たらは、やさしい味わいと栄養バランスで、毎日のごはんに取り入れやすい白身魚。
体調が気になるときや、食欲が落ちているときのサポート食材としても優秀です。
愛犬・愛猫の体調や年齢に合わせて、無理なく活用してみてくださいね。
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