かつおは、高たんぱく・低脂肪で知られる、春と秋に旬を迎える魚です。
特に春の初ガツオはさっぱりとした味わいが特徴で、鉄分やビタミンB群、タウリンなど、健康維持に役立つ栄養素が豊富です。
ペットにとっても、動物性たんぱく源として優秀で、元気な筋肉や代謝のサポートに一役買ってくれます。
塩分や添加物に注意し、基本的には加熱調理をおすすめしますが、新鮮で信頼できるものを使い、健康な成犬・成猫に限っては少量の生食が可能な場合もあります。
食品図鑑 『かつお』
◆旬
春(初ガツオ:4〜5月頃)/秋(戻りガツオ:9〜10月頃)
※冷凍や水煮缶(無塩)などで通年利用可能です。
◆主な栄養成分
- たんぱく質…筋肉や皮膚・臓器の材料に
- タウリン…肝臓の働きや目の健康をサポート
- ビタミンB群(B1・B6・B12など)…代謝や神経の健康維持に
- 鉄…貧血予防に(赤血球の材料)
- ナイアシン…皮膚や粘膜の健康に
- セレン…抗酸化作用や免疫機能に関与
◆ペットにとっての栄養的メリット
- 良質なたんぱく質で筋肉サポート(活動量の多い子に)
- タウリンで心臓や肝機能を守る(特に猫にとって必須)
- ビタミンB群でエネルギー代謝をサポート
- 鉄分補給で元気な体づくり(特に成長期・シニアにも◎)
◆注意点
- 基本加熱してから与える(生魚はNG)
- ただし、新鮮で信頼できる生のかつおを使用し、健康な成犬・成猫であれば、生で与えることも可能です。
- 骨を丁寧に取り除く(誤飲・ケガ防止)
- 塩や調味料が加えられた加工品(たたき・節など)はNG
- 与えすぎるとお腹がゆるくなる場合があるため、適量を意識
◆選び方
- 新鮮で血合いの色が濃く、身に弾力があるもの
- 無添加・無塩の水煮缶も便利
- 冷凍かつおも活用できる(加熱調理が前提)
◆調理のポイント
- 加熱は茹でる・蒸す・焼くなどシンプルな方法で
- 加熱後に細かくほぐして与える(骨除去を忘れずに)
- フードのトッピングや手作りごはんの主菜におすすめ
- 少量ずつ冷凍保存もOK。使う分だけ解凍
◆保存方法
- 生の切り身:冷蔵で1〜2日、冷凍で2〜3週間以内
- 加熱後:冷蔵で2〜3日、冷凍で1か月以内に
- 缶詰(無塩・無添加):開封後は冷蔵で使い切る
かつおは、動物性たんぱく質をしっかり摂りたいときの心強い味方。
体力アップや代謝サポートなど、日々の元気を応援してくれる食材です。
愛犬・愛猫のごはんにも、無理のない範囲で「海の恵み」を取り入れてみてくださいね。
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