オカヒジキは、名前に「ヒジキ」とつきますが、海藻ではなく陸上で育つ緑黄色野菜です。細くてくるっとした形が海藻のヒジキに似ていることからこの名前がつきました。
カリウムやカルシウム、マグネシウム、β-カロテンなどのミネラル類が豊富で、シャキシャキとした食感も特徴。
クセが少なく、茹でるとやわらかくなるため、ペットにも少量ずつ取り入れやすい野菜です。
食品図鑑 『オカヒジキ』
◆旬
春〜初夏（4〜6月頃）
◆主な栄養成分
• カリウム…体内の余分な塩分を排出し、むくみ予防に
• カルシウム…骨や歯の健康を維持
• マグネシウム…神経や筋肉の働きをサポート
• β-カロテン（ビタミンA）…皮膚・粘膜・目の健康に
• ビタミンK…血液凝固や骨の形成に関与
• 食物繊維…腸内環境を整える
◆ペットにとっての栄養的メリット
• カリウムで体内のバランスを調整、利尿サポート
• カルシウムやマグネシウムで骨や関節を支える
• β-カロテンで皮膚や被毛の健康維持
• 食物繊維が便通のサポートに
• クセが少ないので取り入れやすい
◆注意点
• 必ず加熱してから与える（生食はNG）
• 茹でてから細かく刻み、少量ずつ使用する
• カリウムが多いため、腎臓疾患のある子には控える
• 硬い茎部分はよく加熱してから与える
◆選び方
• 鮮やかな緑色で、全体にハリがありみずみずしいもの
• 茎が硬すぎない若いものの方が扱いやすい
• 農薬不使用のものを選ぶとより安心
◆調理のポイント
• 塩を入れずに熱湯で30秒〜1分ほどサッと茹でる
• 冷水にとって冷まし、水気をしっかりしぼる
• 細かく刻んで白米や野菜に混ぜると食べやすい
• 茹でたものを小分け冷凍も可能
◆保存方法
• 生：湿らせたキッチンペーパーに包んでポリ袋へ、冷蔵で2〜3日以内
• 加熱後：冷蔵で1〜2日、冷凍で1か月以内
オカヒジキは、見た目に反してクセが少なく、シャキシャキとした楽しい食感が魅力の野菜。
ミネラルバランスのサポートや夏場の水分代謝のケアにも役立つ、頼れる存在です。
ぜひ旬の時期に、無理のない範囲で愛犬・愛猫の食事に取り入れてみてくださいね。
コメント