ぬめりの正体は水溶性食物繊維!~なめこ~

食品図鑑

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なめこは、つるんとしたぬめりとやさしい香り、やわらかな食感が特徴のきのこです。
ぬめり成分の正体は、水溶性食物繊維や多糖類(β-グルカンなど)で、腸内環境を整える働きや、胃腸の粘膜の保護に役立つとされています。
低カロリーで消化もよく、加熱してから少量ずつなら、ペットの手作りごはんにも安心して取り入れられる食材です。

食品図鑑 『なめこ』

◆旬
秋(9〜11月)
※人工栽培が中心のため、通年入手可能


◆主な栄養成分
• 水溶性食物繊維…腸内の環境を整え、便通をサポート
• β-グルカン…腸内の善玉菌を助け、免疫バランスの維持に期待
• ビタミンB群(B1・B2・ナイアシンなど)…代謝のサポート
• カリウム…塩分の排出を助けて体のバランスを整える
• 少量のミネラル(銅、リンなど)も含む


◆ペットにとっての栄養的メリット
• ぬめり成分(水溶性食物繊維)が腸内環境を整える
• やわらかく小さめなので食べやすい
• 低カロリーなので体重管理中の子にも◎
• 刻んで加熱すれば消化にやさしく安心
• 普段のごはんに“とろみ”と栄養をプラスできる


◆注意点
• 必ず加熱してから使用(生はNG)
• ぬめりによって便がゆるくなる場合があるため、初回は少量から
• 味付け済み(味噌汁用など)の市販品は不可
• 消化器の弱い子、高齢ペットには細かく刻んで与える


◆選び方
• かさが丸く閉じており、ツヤとハリのあるもの
• ぬめりが自然で、袋の中で濁っていないもの
• 変なにおいがしないものを選ぶ


◆調理のポイント
• さっと水洗いして表面の汚れを落とす(ぬめりは多少残してOK)
• 茹でる・蒸すなどしてやわらかく火を通す
• 細かく刻むか、つぶしてとろみ食材として活用
• 他の野菜やたんぱく質と合わせてバランスよく


◆保存方法
• 生:冷蔵で2〜3日(パックのまま、またはキッチンペーパーに包んで密閉)
• 加熱後:冷蔵で2日以内、冷凍保存は1か月が目安


なめこは、見た目も食感もやさしいきのこ。ぬめり成分に含まれる水溶性食物繊維や多糖類は、腸の調子を整えたい時に役立ちます。
初めてのときは少量から、体調や好みに合わせて調整しながら、愛犬・愛猫のごはんにもぜひ活用してみてくださいね。

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