しいたけは、古くから親しまれている和食の定番きのこで、豊かな香りと深い旨味が特徴です。
食物繊維やビタミンD、ビタミンB群、ミネラルを含み、低カロリーで栄養価も高い優秀食材。
天日干しにすることでビタミンDが増えるのも特徴で、健康維持や免疫サポートに役立ちます。
香りが苦手な子には、細かく刻んで調理することで取り入れやすくなります。
食品図鑑 『しいたけ』
◆旬
春(3〜5月)と秋(9〜11月)が自然栽培の旬
※市販の多くは人工栽培で通年入手可能
◆主な栄養成分
• 食物繊維…腸内環境を整えるサポートに
• ビタミンD…カルシウムの吸収を助けて骨の健康に(干ししいたけに多く含まれる)
• ビタミンB群(B2・ナイアシンなど)…代謝や神経のサポート
• カリウム…塩分排出を助けて体内バランスを整える
• エリタデニン…コレステロール調整に関与するとされる成分
• β-グルカン…免疫のバランスを整えるとされる食物成分
◆ペットにとっての栄養的メリット
• 便通を整える食物繊維が豊富
• ビタミンDで骨の健康サポートに
• β-グルカンが免疫維持に役立つ可能性
• 刻んで加熱すれば食感もやさしく、風味も和らぐ
• 普段のごはんに香りとうま味をプラス
◆注意点
• 必ず加熱してから使用(生は消化しにくくNG)
• 香りや食感が苦手な子は、ごく少量からスタート
• 干ししいたけは戻し汁に栄養が出るため活用可(薄めて使用)
• 軸は硬いので細かく刻むか取り除く
◆選び方
• かさが肉厚で、裏側が白く巻いているもの
• 全体にハリがあり、乾燥していないもの
• 干ししいたけは香りが強く、割れのないものを選ぶ
◆調理のポイント
• 生しいたけは石づきを取り、かさも軸も細かく刻んで加熱
• 干ししいたけはよく戻してから使用。戻し汁も活用可(塩分なしの場合)
• 茹でる・蒸す・煮るなどで柔らかくして与える
• 加熱後に小分け冷凍しておくと便利
◆保存方法
• 生:紙袋やキッチンペーパーに包んで冷蔵で3〜4日
• 干し:密閉容器に入れて冷暗所で長期保存可(戻した後は冷蔵で2日)
• 加熱後:冷蔵2日、冷凍で1か月以内
しいたけは、香りとうま味の豊かな自然の栄養食材。
食欲が落ちた時の「香りの刺激」として使ったり、腸内環境を整えるサポートとして活用したりと、幅広く使えます。
愛犬・愛猫の反応を見ながら、少しずつ取り入れてみてくださいね。
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