秋は乾燥の季節。乾燥した冷たい空気が入ると呼吸器系にトラブルが起きがちです。
また、乾燥が引き起こす、便秘や皮膚トラブルにも注意が必要な季節です。
そんな季節にぴったりな、潤いをあたえてくれる冬瓜を使ったレシピをご紹介します。
レシピの鶏肉は、他のお肉、お魚などにも代えて、色々とお試しください。
レシピ紹介
材料
- (体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- 鶏肉 40g
- 鶏卵 1/2個
- 冬瓜 40g
- さつまいも 40g
- にんじん 10g
- 小松菜 10g
- しめじ 10g
- ミニトマト 2個
- 片栗粉 小さじ1
- 水 大さじ1
手順
- 材料をわんちゃんのお口サイズに切る。
- 鍋に湯を沸かし、鶏肉、冬瓜、さつまいも、にんじんを入れ、柔らかくなるまで煮る。
- しめじ、小松菜を入れひと煮立ちさせ、水溶き片栗粉を入れとろみをつける。
- ミニトマトを入れ、卵を溶き入れひと煮立ちさせる。
- 器に盛り付けて出来上がり。
提供:上級指導士 上住 裕子
おすすめPOINT
鶏肉は、必須アミノ酸バランスが良く含まれます。
ビタミンA,B群や、鉄や亜鉛なども含むヘルシーで淡白な肉で、
病後の滋養食などとしても最適です。
鶏卵は、ビタミンCと食物繊維以外の栄養を含む、パーフェクトに近い食材です。
白身に含まれるアビジンという成分は、ビタミンの吸収を阻害するので
摂りすぎるとよくないと言われていますが、加熱すれば全く問題ありませんし、
黄身と一緒に摂れば、生でも食べることができます。
冬瓜は、
体内に蓄積した老廃物をとり除く効果、
唾液や胃液などの消化液や体の中の水分を補充する働き、
体内の炎症や体内にこもった熱による症状をサポートする働き、
むくみや下痢、尿の量などの調節をしてくれる働き、
などがあります。
秋冬野菜は、利尿作用のある野菜が少ないですが、
一年を通して活躍してくれる野菜です。
さつまいもは、熱による損失の少ないビタミンCが豊富で、免疫力の強化や
ストレスへの抵抗力を高める作用があります。
食物繊維が多く、便秘を改善し、コレステロールや塩分の吸収を抑えて、
動脈硬化や生活習慣病を予防してくれます。
ヤラピンという白い成分は、胃粘膜を保護し、便通を促してくれます。
にんじんは、緑黄色野菜の代表格でβ?カロテンが豊富です。
細胞の老化を防ぎ、ガンや生活習慣病を予防する働きがある他、
体の中で変換されたビタミンAは、粘膜や皮膚を健やかに保ってくれるほか、
目の健康維持にも不可欠で、白内障予防にも役立ちます。
きのこの仲間のしめじは、ほとんどカロリーがなく、ダイエットにオススメです。
食物繊維が豊富で便秘解消に役立つほか、腸内の有害物質を排出し、
生活習慣病を予防してくれます。
トマトの中でもミニトマトは、リコピン含有量が多く、強い抗酸化力があります。
また、クエン酸などの酸味が胃液の分泌を促し、胃腸の調子を整えてくれます。