気温が低くなってくると食べたくなる、けんちん汁。
飼い主さんも一緒にどうぞ♪
レシピ紹介
材料
- (体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- 鶏肉 100g
- 里芋 1/2個
- ごぼう 50g
- にんじん 30g
- しいたけ 20g
- 大根 40g
- こんにゃく 15g
- 豆腐 50g
- 小松菜 50g
- ごま油 適宜
手順
- ごぼうは、細かく切り、水にさらしてく。
- 鶏肉、里芋、にんじん、しいたけ、大根、こんにゃくをそれぞれ、食べやすい大きさに切る。
- 鍋にごま油をひき、①②を炒める。
- ③に水を入れ、材料に火がとおるまで煮る。
- 食べやすい大きさに切った豆腐と小松菜を加え、煮たら出来上がり。
提供:上級指導士 河村 昌美
おすすめPOINT
鶏肉は、たんぱく質、脂質はもちろん、ビタミンA、B群も豊富でヘルシーなお肉であり、ダイエットにも最適です。
里芋に含まれる、ガラクタンはガンや潰瘍の予防に効果があると言われています。
ごぼうに多く含まれる食物繊維は、腸内の老廃物を排出して、便通を促すのに役立ちます。また、イヌリンと呼ばれる食物繊維が多く、血糖値の上昇を緩和し、ダイエットに効果があると同時に、腎臓の機能を強化し利尿を促すとも言われています。
活性酸素を除去するβ-カロテンの含有量が、野菜の中で飛びぬけて多い特徴を持つにんじんは、生活習慣病予防や、がんの抑制、貧血対策に有効です。Β-カロテンは、体の中必要に応じてビタミンAに変換されるため、ビタミンA過剰症になる心配はいりません。ビタミンAには皮膚や粘膜を正常に保ち、免疫力を高めるという働きがあります。
しいたけは、ローカロリーでダイエットに最適です。また、免疫力を高める効果や、動脈硬化を予防する効果があるとも言われています。
大根の栄養成分で、特に注目すべきは、ペルオキシターゼやジアスターゼなどの複数の消化酵素を豊富に含んでいる点です。消化酵素は、胃腸の働きを助けて消化を促進する効果があり、ペルオキシターゼという酵素は、消化促進以外にも、がんの原因となる有害物質を分解する作用もあります。また、解毒機能を強化するグルコシレートも含まれるので、発がん物質を体外に排出するのに役立ちます。
こんにゃくの主成分は、グルコマンナンと呼ばれる水溶性食物繊維で、水分が97%を占める、実に低カロリーな食材で、水を吸収しやすい性質から、胃の中で膨らみ、満腹感を与えます。また、消化されずに腸へ届き、”腸の砂おろし”と呼ばれるほど、便通を促進、便秘を改善するので、腸内デトックスに欠かせません。
豆腐に含まれる栄養素は、大豆とほとんど変わりませんが、大豆より消化がよいため、大豆をそのまま摂るよりも、大豆の栄養分を効率よく吸収することができます。木綿豆腐にはたんぱく質やミネラルが多く含まれ、絹ごし豆腐にはビタミン類が多く含まれる特徴があります。
冬を代表する緑黄色野菜の小松菜は、ビタミン・ミネラルの宝庫です。カルシウム、β-カロテン、ビタミンCがずば抜けて豊富で、骨を強化するカルシウムの含有量はほうれんそうの約3倍といわれています。小松菜に含まれれる葉緑素のクロロフィルは、貧血予防、解毒作用、炎症鎮静、整腸作用、コレステロール値の低下、がん予防など、オールマイティーな働きをしてくれます。
ごま油はリノール酸を主成分とし、オレイン酸を豊富に含んでいる。リノール酸は必須脂肪酸の一つであり、血液中のコレステロールを下げる働きを持つ。オレイン酸は悪玉コレステロールを減少させる効果が期待できる。また、ゴマ油に含まれているゴマリグナンという微量成分には、抗酸化作用や脂肪酸の代謝を促進する効果、肝機能を改善する効果、免疫力を高める効果などが期待できる。