野菜が苦手…というワンコさん。苦手な場合も「味が」「食感が」「形状が」…etc.と様々な理由があるようです。味がキライという子には別の好み野菜に変更しますが、大きいと選り分けられるからと刻んでみるとポロポロ落ちて結局食べていない…なんてことも!?
そんな時には他の食材の旨みも一緒に閉じ込め食べやすくもなる、八宝菜はいかがでしょう?
レシピ紹介
材料
- (体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- 豚もも肉 80g
- ウズラ卵の水煮 1個
- ホタテの水煮 少々
- 桜エビ 少々
- チンゲン菜 3枚
- 白菜 1枚
- 人参 5g
- 赤ピーマン 10g
- ピーマン 10g
- サヤエンドウ 2枚
- 舞茸 少々
- クルミ 少々
- 葛粉 小さじ1
- 炊いたご飯 30g
手順
- 豚もも肉は食べやすい大きさに、ウズラ卵は半分にしておきます。野菜は細かく刻みます。
- フライパンで①の豚もも肉の表面を焼き、小さくしたクルミも加えて熱してから取り出します。
- フライパンを火にかけ①の野菜と水少量(材料外)を加えて蒸し焼きにします。
- 野菜に火が通ったら②の豚もも肉・クルミとウズラ卵、ホタテの水煮、桜エビも加えます。
- 後に水で溶いた葛粉を加え、とろみがついたら火を止めます。器に炊いたご飯を入れ、その上にかけて完成です。
提供:上級指導士 こばやし裕子
おすすめPOINT
豚もも肉はビタミンB群と良質なタンパク質を含む食材です。モモ肉は噛みごたえがありますので少し大きめにして満足感を与えるのも良いでしょう。
ウズラ卵は小さいながらもビタミンA、葉酸、ビオチンを多く含むため使ってあげたい食材となります。桜エビは春食材の1つ、乾燥したものも良いですが生や冷凍もおススメです。カルシウムが豊富なため、ビタミンDを多く含む舞茸と一緒に摂ることで吸収を高めます。
ホタテの水煮もその香りと旨みで興味を引く食材となります。タウリンの他、鉄といったミネラルも豊富に含みます。
緑黄色野菜の代表ともいえるチンゲン菜、人参、ピーマン、サヤエンドウはどれもβ-カロテンとビタミンCを多く含みます。その中でもチンゲン菜はビタミンEも多く、こ れらは抗酸化作用を期待できる栄養素です。そのチンゲン菜はクセがないことから好き嫌いが少なく油調理とも相性が良い野菜です。
白菜はビタミンCやカリウムが豊富な野菜ですが、特に芯に近い白い部分はグルタミン酸が多く、その甘みとシャキシャキとした食感で好まれることが多いようです。
クルミはオメガ3脂肪酸を多く含む食材の1つ、乾煎りすることで吸収と高めるほか、香ばしさで食欲もアップしてくれます。
最後にトロミをつける葛はミネラル豊富な食材です。デンプン質を混ぜたものもありますので本葛がおススメです。食材から出たうま味成分たっぷりの水分をまとめ、更に細かい食材もまとめてくれるトロミをつける調理法は手作りごはんを始める時にも良いでしょう。