意外にもゴーヤが好きな犬は多いですが、調理法や素材を工夫することで、苦みが苦手な子にも食べやすいようにしました。
夏から秋にかけての夏の疲れが出てくるころに、夏バテ解消のビタミンたっぷりなカレーです。
レシピ紹介
材料
- (体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- 鶏ひき肉 75g
- ゴーヤ 20g
- トマト(熟したもの) 20g
- じゃがいも 15g
- にんじん 10g
- 黄パプリカ 10g
- 炊いたご飯 50g
- 干ししいたけ 2g
- しょうが 1g
- ターメリック 小さじ1/4
- オリーブオイル 適量
手順
- 干ししいたけは軽く洗ってから水(分量外)に浸して戻す。(戻し汁も使用します)
- ゴーヤは小さめの角切りにする。じゃがいも、にんじん、パプリカ、水で戻した干ししいたけは絞って戻し汁と分け、食べやすい大きさに切る。しょうがはみじん切りにする。
- ①のゴーヤをシリコンスチーマーに入れて電子レンジで加熱し、火が通ったらさっと水で色止めをする。
- フライパンにオリーブオイルとしょうがをいれて火にかけ、しょうがの香りがし始めたら鶏ひき肉を入れて炒める。
- 火が通ってきたら、じゃがいも、にんじんを入れ、トマトは手でちぎりながら入れる。
- ④の野菜に火が通ったらパプリカ、刻んだ干ししいたけを入れ、しいたけの戻し汁を様子を見ながら加えて、ひと煮立ちしたところでターメリックを入れる。
- ②のゴーヤを入れて、炒めながら水分を軽く飛ばす。
- 器に炊いたご飯を盛り、⑥を盛って冷ませば出来上がり。
提供:上級指導士 板東聖子
おすすめPOINT
ゴーヤはニガウリとも呼ばれるようにその苦みが特徴で、腸の調子を整え食欲を増進させるモモルデシンをはじめ、強い抗酸化力などを持つククルビタシン等いくつもの苦み成分を持っています。
またビタミンやミネラルも豊富でバランスよく含まれ、特に免疫力アップも見込めるビタミンC、体内の水分の排泄を促すカリウムは多く含まれています。
ビタミンCは水溶性の為、レンジで予め別で火を通して最後に混ぜることで成分の流失を減らします。また色の濃いものほど苦みも強くなるので、苦みが苦手な子は比較的苦みが穏やかな白ゴーヤなどを代用しても構いません。
ターメリックは日本では「ウコン」という名でで知られているショウガ科の植物です。
黄色い色素成分であるクルクミンは肝臓の機能を高め、解毒作用や胆汁の分泌を促す作用を持っています。
香りの好き嫌いが出やすく、また摂りすぎると消化器症状が現れる場合もあるので、まずは少量から料理に加えてみてください。
干ししいたけはエルゴステロールから変化したビタミンDを多く含んでおり、腸から吸収されづらいカルシウムの体内への吸収を高め、骨の成長を促したり、丈夫に保ったりするためのサポートをします。
また戻し汁にも栄養成分が出ているので一緒に利用することでより栄養を摂取することができます。