旬の鮭を使った簡単メニューです。
すりおろした長芋と卵でフワッとした仕上がりになります。
マヨネーズをかけて焼き上げると飼い主さんも美味しく召し上がっていただけます。
レシピ紹介
材料
- (体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- 鮭(1切れ) 100g
- キャベツ 30g
- カボチャ 30g
- アスパラガス 20g
- ミニトマト 3個
- 卵 1個
- 長芋 20g
- 甘酒 大さじ1・1/2
- 味噌 小さじ1/2
- すりごま 小さじ1
- 牛乳または豆乳 大さじ2
- 植物油 小さじ1
- パセリ 少々
手順
- カボチャは0.5ミリ幅の細切り、キャベツ、アスパラガス、エリンギも食べやすい大きさに切って耐熱皿に入れます。植物油大さじ1杯を加えて全体に油が行き渡るように混ぜ合わせておきます。
- ボウルに味噌と甘酒を入れて混ぜ、さらに、溶き卵、すりおろした長芋、すりごま、牛乳または豆乳を加えてよく混ぜます。
- 鮭は表面の水分をキッチンペーパーで拭いて食べやすい大きさにそぎ切り、プチトマトも食べやすい大きさに切って、①の上に並べます。
- 全体に②を回しかけて、オーブントースターで20分程度焼き、パセリをちらして完成です。
提供:ペット食育協会
おすすめPOINT
鮭の身の赤い色素成分「アスタキサンチン」には、強力な抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去する働きがあります。また、カルシウムの吸収を促す作用や骨へのカルシウム沈着を助ける働きのあるビタミンDも含まれています。
キャベツに含まれるビタミンUは、胃粘膜を保護する働きがあります。また、骨の生成や形成に関わるビタミンCやビタミンK、さらに、カルシウムも含まれているので、上記の鮭に含まれるビタミンDと一緒に摂ることによって、カルシウムの吸収率アップにも繋がります。
カボチャに含まれるビタミンEやβカロテンには、どちらも強い抗酸化作用があります。ビタミンEは血行を促し、βカロテンは体内でビタミンAに変換され皮膚や粘膜の保護、抵抗力を高める働きがあります。また、ビタミンCも含まれますので細菌感染などの予防効果が期待できます。
アスパラガスに含まれるアミノ酸の一種「アスパラギン酸」には、体の中の毒素を尿とともに排泄させる利尿作用や新陳代謝を高める作用、疲労の原因物質である乳酸を分解する作用があります。
トマトに含まれるクエン酸には、脂肪や乳酸を分解する作用があります。エネルギー生成に関わるため疲労回復に効果があります。また、吸収されにくいミネラルの吸収率を上げる効果もあります。その他、抗酸化作用のあるリコピンも豊富に含まれています。リコピンは脂溶性なので油と一緒に調理すると吸収率が上がります。
卵には三大栄養素をはじめ、ビタミン、ミネラルがバランス良く含まれています。必須アミノ酸でもあるメチオニンには、活性酸素を抑える他、脂肪肝を防ぐ効果もあると言われています。また、卵黄に含まれるレシチンは、体内のアセチルコリンという神経伝達物質の元となる成分で、血中コレステロールの抑制や脳の働きを活発にする効果があります。
長芋に含まれるヌメリ成分には胃粘膜を保護する働きがあります。また、カリウム、亜鉛、鉄分などのミネラル類をはじめ、内臓の機能を高める働きのあるコリン、サポニン、アルギニンなどの有効成分も含まれます。
エリンギには、糖質や脂質などの栄養素の代謝に関わるビタミンB1、B2、ナイアシン、パントテン酸などのビタミン類が豊富に含まれる他、腸内環境の改善に役立つ食物繊維も多く含まれます。
甘酒や味噌などの発酵食品には、微生物の働きによって栄養素の分解が起こるため、消化吸収がしやすくなったり、ビタミンなどの新たに生まれた有効成分を摂ることができます。また、腸内環境を整える働きがありますので、免疫細胞の活性化にも期待ができます。