あなたは、親しい人やお客様が相談してきたのでアドバイスをしたときに、
「なんでわかってくれないの?」
「なんでいつもそういう結論になるの?」
「なんでいつもそれで納得するの?」
「なんで大事なことがどうでもよくて、どうでも良いことを一生懸命やってるの?」
と思ったことはないでしょうか?
もしそうなのだとしたら、知っておいた方がいいことと、身につけておいた方がいいことがあります。
●知っておいて方がいいこと
人は正しいことを信じるのではありません。
「信じたいこと」を信じます。
「えっ?」と思われるかもしれませんから、もう一度言っておきますね。
「人は正しいことを信じるのではなく、信じたいことを信じる」のです。
ですから、あなたにとってみれば「不思議なことを信じているなぁ~。」と思う方も、それなりの理由があって、それを信じているのです。
大抵の方は、「いろいろなことを考えること(ヘッド・ワーク)」を苦痛に感じます。
できるだけ単純化したいんですね。
この時大事なのが「予備知識がどれくらいあるか?」です。
●予備知識の量が「単純化」に成功するか失敗するかに影響
ここでお気づきの通り、予備知識が少ないジャンルで単純化したら、それはギャンブルになるわけです。周囲の方が適切に導いて下さったら、それほど大きく間違わないでしょう。
しかし、周囲の方や初めて出逢ったネット上の情報が不適切だったとしても、予備知識が十分に無いがために、その人は気付けないのです。
そして、最初に見聞きしたことの影響力を強く受けて、心の中心に「信念(コレはこうなんだという思い込み)」ができあがります。
予備知識が無いから比較対象もなく、それを「絶対」だと思って、金科玉条の如く掲げ、「中心で信じることにしたこと」を判断基準として、これからの人生を歩んで行くのです。
例えば、アレルギーと診断されたら「一生治らない」と思い込んでいる方は多いものです。しかし、実際は原因療法的に取り組めば、改善の余地があるケースはあるわけです。しかし、「この子は一生治らないんです!」と怒り出す方すらいらっしゃるのです。
犬猫の手作り食というと、「栄養バランスが崩れる」と思い込んでいる方が多いのもそうですね。
この様な現実があるため、例えあなたが「正しいと思われること」をいくら学んで伝えても、「相手に伝わらない…。」ということが起こるのです。
そして、「こんなに勉強したのに、知識だけを増やしてもダメなのか…。あと、何を身につけたら、あの方の悩みを減らすことが出来るんだろう…」と落胆する「真面目に勉強してきた方」は少なくないのです。
では、あと何を身につけたらいいのでしょうか…?
●身につけておいた方がいいこと
想像してみてください。知識的に豊富な方の代表は大学教授です。
豊富な知識で学術界を渡り歩いていらっしゃいます。
しかし、その方の授業はどうでしょうか…?
中には意識が遠のくような授業もあるのが現実です(全てが全てとは申しません)。
そう!知識が十分にあるだけでは相手に伝わらないことがあるのです。
こんなときには、「適切かつ説得力ある伝え方」を身につけることが解決策の一つです。
それを身につけることで、仮に、伝えたい相手に現在染みついている思い込みや前提、決めつけがあったとしても、それ以外の解釈が存在することに気付かせ、今までしがみついてきた「信念」を手放し、相手に説得力を持って「その方にとって適切と思われる情報」を伝えることが可能になるのです。
不安や心配は「適切に知ること」で解決することがほとんどです。
飼い主さんが悩んでいるときは、手詰まりになっていらっしゃいます。そこで、今までせっかく勉強してきた方が、「適切かつ説得力ある伝え方」を身につけたら、悩める飼い主さんの悩みを最小限にして、悩む必要のないことを悩ませず、楽しく明るく過ごせる時間を増やしていただけるようにお手伝いすることは、非常に重要なことだと思うのです。
ペット食育協会(APNA)の准指導士養成講座ではペットの栄養学の学術論文に基づいた情報を題材として、「説得力のある伝え方」「も」学んでいただきます。
もし、これからの人生、ペット関連の仕事だけでなく、他のジャンルでも他人を不安にさせたり煽ったりすることなく、適切な情報を説得力を持って伝えたい…という方には、APNA(エイプナ)の准指導士養成講座をご活用下さい。