茹でた鶏のスープでごはんを炊くシンガポールチキンライスは、何と言っても食欲をそそるスープの香りがポイントです。脂の少ない鶏胸肉でスープはさっぱり、お肉はしっとり、仕上げは体を元気にしてくれる食材でソースをアレンジしました。
レシピ紹介
材料
- (体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- 鶏胸肉 1枚(10kgの犬1食分は5㎜にスライスしたもの3〜5枚前後)
- 塩麹 小さじ1/2
- きゅうり 20g
- トマト 20g
- パプリカ 20g
- ごま油 適量
- 米 40g
- パクチー 適量
- アーモンド 適量
- チキンスープ(鶏胸肉を茹でた時にできたもの)
- にんにく 小さじ1/2
- しょうが 小さじ1/2
- 黒酢 小さじ1
- 味噌 小さじ1/2
- 砂糖 少々
- ごま油 小さじ1/2
手順
- 鶏胸肉に塩麹をまぶし20分置く。
- 塩麹を水で洗い流し、沸騰したお湯に鶏胸肉を入れる。火を消し蓋をしたまま冷めるまで置いておく。(約30分)
- きゅうり、トマト、パプリカを5㎜角に切り、ごま油を入れ軽く和える。
- ②でできたチキンスープで米を炊き、残りはソース用にとっておく。
- ソース用のチキンスープを煮詰める。にんにくとしょうがを入れ、ひと煮立ちしたら残りの調味料も加える。
- 鶏胸肉を食べやすい大きさに切り、野菜、ごはんとともに盛り付ける。砕いたアーモンドを散らし、パクチーを添える。
提供:指導士 宮岸知子
おすすめPOINT
鶏肉は必須アミノ酸を豊富に含み、柔らかく消化が良いので食欲のなくなる夏場の栄養補給に向いている食材です。特に疲労回復効果が高いことで注目されているイミダペプチドという物質が、胸肉に多く含まれることがわかっていますのでこの時期には積極的に取り入れるとよいでしょう。同じく疲労回復に優れたビタミンB1は、にんにくの硫化アリルという成分により、より早く体内に吸収されます。
トマトやきゅうりなどの夏野菜は夏場の水分補給に役立つ他、豊富なカリウムの利尿作用により、ほてりやむくみの防止にも効果があります。
また暑さでストレスを感じるとビタミンCが消費されますので、旬の食材でしっかり補給しましょう。
お酢や柑橘類、トマトなどの酸味成分に含まれるクエン酸には、疲労回復効果や暑さで弱った胃腸に働きかけ食欲を増進させる働きがあります。
ただ酸味を嫌う犬も多いので、食材に混ぜたり火を通すなどの工夫をしてあげると取り入れやすくなります。
パクチーは栄養が大変豊富なハーブで、特にデトックス効果と抗酸化作用が他の食材に比べて突出しています。
また血液をサラサラにしたり骨や歯を丈夫にする効果、高血圧予防など、まさに「万能健康野菜」といえるでしょう。