しらすはカルシウムを手軽に摂れる食材のひとつです。
お団子のベース鶏挽肉に長芋やえのき茸を入れて、しっとりフワッと仕上げています。
レシピ紹介
材料
- (体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- 鶏ひき肉 85g
- しらす 15g
- キャベツ 40g
- えのき茸 20g
- 長芋 15g
- 生姜 少々
- ゴマ油 小さじ1/2
- 赤パプリカ(飾り用) 少々
- 黄パプリカ(飾り用) 少々
- インゲン(飾り用) 少々
- 水 120ml
- 片栗粉 小さじ1
- 水(片栗粉用) 小さじ1
手順
- キャベツは粗みじん切り、えのき茸はみじん切り、長芋と生姜はすりおろす。
- ボールに鶏挽肉、キャベツ、えのき茸、長芋、生姜、ゴマ油を入れて、粘りが出るまでしっかり混ぜる。
- ②をお団子状に丸めたら、上面になるほうにしらすを付けて形を整え、パプリカ、インゲンを乗せる。(手に水を付けると丸めやすいです。)
- フライパンに水120mlを入れて火にかけ、沸騰したら③を入れて蓋をし、中火の弱火で10分蒸す。
- お団子を盛り付け皿に取り出し、フライパンに残っているスープに水溶き片栗粉を入れてトロミをつける。
- お団子にスープをかけて出来上がり。
提供:ペット食育協会
おすすめPOINT
〈鶏肉〉
鶏のタンパク質は肉の繊維が細くて柔らかいため、消化吸収が良いと言われています。そのタンパク質にはメチオニンなどの必須アミノ酸が含まれています。また、抗酸化作用や抗疲労効果のあるカルノシンやアンセリンというジペプチドも含まれています。
〈しらす〉
釜揚げしらす、しらす干し、ちりめんじゃこなど、乾燥の度合いによって呼び名が異なります。
魚全体の栄養を摂ることができ、骨や歯の形成に必要なカルシウムも手軽に摂取できます。
しらすは製造過程において塩茹でされています。塩分については食事全体から得られる水分や飲み水など、十分な水分摂取ができれば余分な塩分は体外へ排泄されます。
また、野菜類に多く含まれるカリウムは塩分を排泄する働きがあります。
塩分が気になる場合は、熱湯に2分ほど浸けて塩抜きしてもよいでしょう。
〈キャベツ〉
別名「キャベジン」と呼ばれるビタミンUが含まれています。胃粘膜を保護、修復する働きがあります。
また、赤血球を作ったり、細胞分裂をする際に必要な葉酸や利尿作用のあるカリウム、血液凝固作用のあるビタミンKなども含まれています。
その他、イソチオシアネートという成分の発ガン性物質の活性化を抑える働きも注目されています。
〈えのき茸〉
えのき茸に含まれるキノコキトサンと呼ばれる食物繊維の一種は、腸内で善玉菌を増やしたり、有害物質を吸着して排泄する役割があると言われ、便秘改善などに効果があります。
また、EA6という糖タンパク質成分にガン抑制効果があることが報告され、注目を集めています。
その他、副交感神経の働きを高めたり、ストレスを緩和する効果があるGABAやパントテン酸が含まれています。
〈長芋〉
長芋に含まれるヌメリ成分には胃粘膜を保護する働きがあります。
また、カリウム、亜鉛、鉄分などのミネラル類をはじめ、内臓機能を高める働きのあるコリン、サポニン、アルギニンなどの有効成分も含まれています。