出かけるのも食べるのも楽しいこの時季、初夏。
通年見かけるじゃがいもやきゃべつも、この時季だからこその種を使い、
メニュー自体は珍しくないお好み焼き(笑)もちょっとアレンジし、
飼い主さんはソースやマヨネーズをつけて”一緒ごはん”で楽しくいきましょう!
レシピ紹介
材料
- (体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- クスクス 3~4個
- 牛豚粗挽き挽肉 50g
- 新じゃが 4本
- 春キャベツ 2個
- 出汁 1片
- 水 1片
- オリーブオイル 1片
- 塩 1片
手順
- 水を沸かす。
- ①にクスクスにオリーブオイル・塩を入れ素早く混ぜ、ラップをして10から15分蒸らす。
- ②に粗みじん切りしたきゃべつ・すりおろしたじゃがいも・出汁・肉を入れて混ぜる(緩めの生地が好みなら水や出汁で調整してください)。
- フライパンで両面焼く(前半は蓋をして蒸し焼きみたいにすると、クスクスの戻し損ねもなくもっちり仕上がります)。
提供:ペット食育協会
おすすめPOINT
<クスクス>
アフリカ発祥の小麦粉から作る粒状の粉食で、外見から植物の種子かと勘違いされますが、実はパスタの一種。
世界最小のパスタとも言われるクスクスに豊富に含まれている栄養の1つが、便秘解消に有効な食物繊維です。
そして、新陳代謝の促進や肌・皮膚の老化を防ぐ抗酸化作用がある栄養、ビタミンB群。
このビタミンB群は茹でて調理をするとその栄養の多くが茹で汁に溶け出してしまうため、茹で汁ごと摂れば良いのですが飲み干すのも大変。
その点クスクスの場合、お湯をかけて蒸らす・鍋で蒸すという戻し方が一般的なため、ビタミンB群を逃さず摂取しやすいです。
あとカルシウムやマグネシウムも含まれており、これには骨や歯の強化・ストレスの軽減・代謝を高めるなどの効果も期待できます。
<じゃがいも>
主成分はでんぷんで、ビタミンCやB1も豊富。主食にもなる野菜として、世界中で栽培される主要作物です。
じゃがいものビタミンCはでんぷんに包まれているので、保存時や加熱時に壊れにくいのが特徴。
そして普通のじゃがいもより新じゃがの方が、ビタミンCが多く含まれています。
野菜は皮と実の間の部分にたくさんの栄養を蓄えているといわれていますが、なかなかそうもいかず、分厚い・硬い皮はむいてしまいます。
しかし新じゃがの皮はとても薄いので、丸ごと使っても邪魔にならず栄養も無駄なくいただけます。
<きゃべつ>
胃炎や潰瘍の回復に効果があるといわれるビタミンUが含まれています。
これはきゃべつから発見されたので、キャベジンとも呼ばれている水溶性ビタミン様物質です。
またビタミンCやアミノ酸・カルシウムが豊富で、葉の緑の部分にはカロテンが多く含まれています。
そのビタミンCとカロテンの含有量が、春きゃべつと冬きゃべつとでは全く異なるのです。
ビタミンCは、春きゃべつの方が他の季節に収穫されるものより1.3倍多く、カロテンに関しては約3倍です。