梅雨の季節真っ只中、季節の変わり目は消化器系の不調が多くみられます。
山芋の滋養強壮パワーで梅雨を元気で乗り切り、暑さの厳しい夏に備えましょう。
白米以外にも麺類にかけるなどアレンジを楽しんでください。
お醤油などで味付けして、飼い主さんも一緒にいただくことができます。
レシピ紹介
材料
- (体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- 鶏挽き肉 30g
- 山芋 50g
- さやいんげん 4本
- にんじん 15g
- しめじ 5g
- 水 60ml
- 黒すりごま 適宜
- 炊いた白米 40g
手順
- さやいんげん、にんじん、しめじを、わんちゃんのお口サイズに切る。
- 鍋に分量の水を入れて沸かし、鶏挽き肉、野菜を入れ、よく火を通し、冷ましておく。
- 山芋をすりおろし、②を混ぜ合わせる。
- ごはんを器に盛り付け、③をかけ、黒すりごまをトッピングして出来上がり。
提供:上級指導士 上住 裕子
おすすめPOINT
鶏肉は、アミノ酸バランスが優れ、気を補ってお腹を温める作用があります。
消化吸収もよく、弱った消化器の働きをサポートしてくれます。
疲労回復にも優れた力を発揮します。
山芋は、胃腸の調子を整え、気を補って精をつけ、肌をうるおしてくれます。
消化器を補うと同時に腎機能のサポートもしてくれますので、生命力を高める働きがあります。
現代の栄養学的にも、ジアスターゼなどの消化酵素をたくさん含み消化を促進する働きがあり、
ぬめり成分が優れた滋養強壮効果を現すことが認められています。
さやいんげんは、いんげん豆の未熟なさやのこと。日本では江戸時代から伝えられ、
古くから食されている野菜です。年に数回収穫できるので、「三度豆」とも呼ばれています。
胃腸の働きを活発化する作用や体の中の湿気を取り除き、暑気あたりを防ぐ効果を期待できます。
ビタミンB1、B2,B6が含まれているため、代謝を上げ疲れた体を調整してくれます。
にんじんの赤い色は、カロテンの色。肌や粘膜、目の角膜、胃腸や肺などを健やかに保ってくれます。
抗酸化作用も高く、アンチエイジングや抗ガン作用も期待できます。
ごまは、古くから不老長寿、滋養強壮の妙薬と言われています。
ゴマリグナンやセサミン、ビタミンE,リノール酸、リノレン酸、食物繊維、カルシウム、鉄分などが豊富に含まれ、
老化防止や生活習慣予防などに幅広い効果をもたらします。
何か彩りが足りないかなと思った時のトッピングに使うと便利です。