白菜のおいしい季節です。
白菜は、大根、豆腐と共に、冬の精進料理に欠かせない食材とされてい るそうです。
大根、豆腐と一緒にお鍋でいただくのもおいしいものですが、
今回は、ちょっと趣向を変えて、しゅうまいにしました。
レシピ紹介
材料
- (体重4キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- 豚ひき肉 35g
- 白菜 15g
- れんこん 5g
- しいたけ 5g
- いんげん 1g
- 酢 少々
- ごま油 少々
- 片栗粉 適宜
- パセリ(飾り用お好みで)
手順
- 焼売の皮用に6~8センチ角に切った白菜を3枚用意し、残った白菜はみじん切りにする。
- れんこんをみじん切りにして、酢水につけておく。
- しいたけをみじん切りに、いんげんを2mm程度の輪切りにする。
- ①でみじん切りにした白菜、酢水を、水で粗い流した②のれんこん、③のしいたけを、ごま油で軽く炒め、粗熱をとる。
- ①で角切りにした白菜を、レンジで加熱して、しんなりさせる。
- ④の粗熱がとれたら、豚ひき肉と混ぜ合わせ、3等分にしてまるめる。
※タネがゆるい場合は、片栗粉で調整してください。 - 5の白菜で6をくるんでいんげんをのせ、10分ほど蒸してできあがり。
提供:上級指導士 鈴木 美由起
おすすめPOINT
<豚肉>
ビタミンB群、特にビタミンB1が豊富です。
ビタミンB1には、疲れのもととなる乳酸の、体内への蓄積を防ぐ働きがあります。
また、脳の中枢神経や抹消神経の機能にも関わり、筋肉や神経の疲労を 取り除くために働いてくれます。
ビタミンB1が、疲労回復ビタミンと呼ばれるのは、このためです。
貧血を予防する鉄分や、血圧の上昇を抑制するカリウムも豊富です。
<白菜>
白菜の約95%は水分ですが、ビタミンC、カリウム、マグネシウムや亜鉛などのミネラル類が含まれます。
それぞれ含まれている量は微量ではあるものの、とてもバランスよく含まれているのが特徴です。
食物繊維が豊富なので整調作用にも期待できます。
胃などの消化器系を安定させてくれる食材とされています。
<れんこん>
レモンの1.5倍とも言われるほど、ビタミンCが豊富です。
ビタミンは、疲労回復、風邪の予防等に効果があるとされています。
食物繊維も豊富です。
れんこんに含まれる食物繊維は水に溶けにくい不溶性食物繊維。
腸内の運動を活発にして便通を促してくれます。
ポリフェノールの一種であるタンニンも含まれています。
タンニンには、抗酸化作用、殺菌作用、止血や鎮痛作用の他、下痢の緩和や改善などの効果もあるとされています。
<しいたけ>
しいたけは不溶性食物繊維、水溶性食物繊維を豊富に含んでいますので、腸の健康維持におすすめです。
しいたけ特有の成分であるエリタデニンは、コレステロール値を下げてくれるので、動脈硬化の予防が期待できます。
<いんげん>
骨や歯を丈夫に保つために働くカルシウム、体内の余分な水分を排出してくれるカリウム、貧血を予防してくれる鉄分等、ミネラルがたっぷり含まれています。
また、9種もの必須アミノ酸が含まれています。
必須アミノ酸の一つであるメチオニンは、肝臓や腎臓の解毒作用もあるので、積極的に摂り入れたい食材のひとつです。