少し残ったフランスパン、かたくなったパンを使ってわんちゃんが喜ぶごはん作り!
しっかり水分を補給ができて栄養満点。
お野菜も冷蔵庫の片隅に残っているものを使用して頂いてかまいません。
色とりどりのお野菜を使えば、いろいろな栄養素を摂取することが出来ます。
今回は、皮膚被毛の乾燥に良い鶏肉とビタミン豊富なブロッコリー、パプリカを組み合わせて使用しています。
レシピ紹介
材料
- (体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- 鶏モモ肉 70g
- フランスパン(1㎝スライス 2 枚) 60g
- 豆乳 60cc
- 小麦粉 5g
- 人参 10g
- コーン 10g
- パプリカ 10g
- しめじ 10g
- ブロッコリー 30g
- ピザチーズ 10g
- 水 大さじ1
手順
- 鶏肉は 1~2 センチ位の大きさに、野菜は 1 センチ位の大きさに切っておきます。
わんちゃんのお口の大きさによって角切りや乱切りなど切り方は変更して下さい。 - フランスパンは食べやすい大きさに切って、大さじ1の水でしっとり湿らせておきましょう。
- フライパンを熱し、鶏肉を表面の色が白っぽくなるまで炒めます。
白っぽくなったら野菜を加えて、全体火が通るまで炒めていきましょう。 - さらに小麦粉を全体に振り入れて、粉っぽさがなくなるまで炒めます。
小麦粉がダマにならないよう注意! - 豆乳を加えてひと煮たちしたら火を消し、パンを加えて全体を混ぜ合わせます。
- お皿に盛り付け上にピザチーズをふり、オーブントースターまたはレンジでチーズがとけるまで焼き上げましょう。
提供:上級指導士 諸岡里代子
おすすめPOINT
フランスパンは、小麦粉と塩、水、イーストで作られるパン。
食品添加物の使用量が少なく糖分が少ないパンです。
犬の食事には使いやすいパンといえますが、パサつきがちなのでお水や豆乳、卵などの水分を含ませて焼く、炒める、煮るなどの調理をすると使いやすくなります。
鶏肉は、脂肪分が少なく消化しやすいたんぱく質と言われています。
ダイエット中の子は、鶏皮を外して使用するとカロリーオフ。
ささみ、むね肉などの脂肪の少ない部位を使用してもよいでしょう。
ビタミン B 群を豊富に含むため乾燥で皮膚がカサカサ、フケがいっぱいとお悩みの子にもおすすめです。
人参、パプリカ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜は脂溶性のビタミンを豊富に含みます。
しっかり鶏肉の脂で炒めるとビタミンの吸収率がグーンと UP します。
ブロッコリーは、β-カロテンとビタミン C が豊富!
ブロッコリーに含まれるイオウ化合物は、体内でスルフォラファンに変化し、抗酸化作用を発揮します。この成分は関節炎にも良いと言われています。腰痛、関節痛が気になる子におすすめです。
豆乳は牛乳のようにカルシウムを多く含んでいませんが、大豆イソフラボンやサポニン、レシチン、オリゴ糖など体に良い成分を多く含みます。
骨粗しょう症の予防や脳の老化防止、便秘解消、がん予防に効果があると言われています。
大豆に比べ消化吸収率が高く胃腸にやさしい豆乳は、老犬の食事に積極的に使用したい食材です。