秋の味覚が出回る季節になりました。
今回は、秋鮭とさといものほっこりしたクリーム煮のご紹介です。
テレビの人間の長寿番組で、100歳以上の人がよく食べている食材トップ10の中に、鮭が入っていましたよ。わんちゃんにもお勧めの食材です。
旬の食材の上、お値段もお手頃ですので、是非犬ごはんに取り入れてみてください。
レシピ紹介
材料
- (体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- 生鮭 60g
- さといも 50g
- えのきだけ 15g
- ほうれん草 35g
- 水 40ml
- 牛乳または豆乳 50ml
- 小麦粉 小さじ2
- オリーブオイル 適宜
手順
- さといもとほうれん草は、わんちゃんのお口サイズに切り、それぞれ下茹する。
- 鮭、えのきだけもわんちゃんのお口サイズに切る。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、鮭、さといも、えのきだけを炒める。
- ③に小麦粉をふり入れ、よく混ざったら水を入れひと煮立ちさせる。
- そこに牛乳または豆乳とほうれん草を入れ、とろみがつくまで弱火で火を通す。
- 器に盛り付け出来上がり。
提供:上級指導士 上住裕子
おすすめPOINT
鮭は、元々白身魚です。海に出てオキアミなどの赤い餌を食べることによりカロテノイドの赤い色素、アスタキサンチンを作り出します。
アスタキサンチンは、特に抗酸化作用が強く、ビタミンEの500~1000倍の抗がん作用があるともいわれています。
さといもは、縄文時代に稲よりも早く栽培され主食とされていました。
滞った気のめぐりをよくしたり、古い血の塊をとり除いて血行を促進したり、消化を助け、便通を促し、皮膚の炎症を鎮める作用も持っています。
生のまますりおろしたものは、『芋薬』と呼ばれ、古くから腫れものややけど、高熱の治療に用いられていたそうです。
ほうれん草は、血液の成分となる鉄分の含有量が多い野菜です。
さらに、ガン予防に効果的なβ―カロテンが豊富で、カロテノイド色素の一種のルテインは、視力アップの効果もあります。
また、胃腸に働きかけて活性化を促します。
特に腸の熱をとって渇きを止め、潤す作用があるので、秋の乾燥性の便秘の子にもお勧めです。
えのきだけには、ミネラル類の含有量がしいたけ以上に含まれています。
また、抗がん作用が期待されるβーグルカンの一種、レンチナンが他のキノコより多く含まれています。
豊富な食物繊維が、ダイエットにも効果的です。