「愛犬・愛猫の食欲が無い」という場合、
どう考えたら良いのでしょうか?
このことを考えるときに
「生物が食欲を無くす」ときはどういうときなのか?
を考えてみましょう。
私たち人間も、
なんとなく調子が悪いときは食欲が無くなることがあります。
それも、「病気で食欲が無くなる」のではなく、
「優先順位の高い『身体を元に戻すこと』に集中するために、それよりは優先順位の低い『食欲』を積極的に落とそう!」と身体が判断したからなのでしょう。
しかし、飼い主さんは「常に同じ状態でないといけない」と考えるためか、「痩せさせてはいけない!」と、無理矢理食べさせるケースが珍しくありません。
食欲がなくなったら、そっとしておくことも大事なのです。
そこで、無理矢理食べさせるから、治るものも治らなくなることもあるのです。
ですから、もし、今の状態が断食で乗り越えられる状態なのか、乗り越えられそうもない状態なのかに自信が持てなければ、それは飼い主さんが判断することではありませんので、プロの獣医師に頼って下さい。
「何を入れるか?補うか?」とばかり考えがちですが、飽食の現代では、よほどの変色でもない限り、「どう排除するか?」の方が大事かもしれません。
そんなことを学ぶ機会をご用意しているのがペット食育協会(APNA)です。