生物を相手にするとき、
いつも心にとどめておきたいことは
【山の登り方はひとつじゃない】
ということです。
初期に本を出させていただいたころ
日本全国から【何百通という偏食事例】が
メールで送られてきて
当時はAAFCO信者だった私が
【AAFCO基準が全てではない!】
と確信するに至ったできごとがありました。
獣医師という立場で
【基準を押し付ける】
という考え方もあるのでしょうが
18年間もパンの耳しか食べないパピヨン
なんて、「今さら」ですし
「すげえな、パンの耳!」
です。
そういういろいろな経験をさせて頂いたから
「基準に当てはめる考え方」ではなく
臨機応変な思考で
柔軟に対応出来るようになれたのかなと
振り返って思うのです。
それもこれも、
あの子達がいたからで
全国の犬猫に学ばせて頂いたなと
今でも感謝しています。
【山の登り方はひとつじゃない】
生き物を相手にするときだけでなく
人生の大事な考え方だと思います。