その他病気

前提を疑う!アレルゲン検査編

正論を言えば「我慢させればいいじゃん?」
ってなるんでしょうが、

まぁ、いろいろ事情があるわけで「正論を言ったところで…」
ってなるわけです。

もしアレルギー反応が強く、
アナフィラキシーショックのような危険な症状を引き起こすようであれば、
無理に進めるのではなく、「他の道を考えよう」ということになります。

一方、例えば「少し痒いだけ」のような症状であれば、
しっかりとヒアリングをした上で
「改善する可能性はゼロではない」と考えることもできます。

ここがたぶん普通の動物病院と違う
ところなんだと思うのですが

当院にはセオリー通りの治療で
・改善しなかった子
・納得出来なかった飼い主が
やってくるので、
正論かましても仕方ないので

●この子がアレルゲン検査で陽性になった理由
●身体の調整ポイントを探す
●初期仮説を立てて
●調整して改善の見込みがあるかどうかを探る
●結果が出る
●再考して軌道修正&調整→実行
●結果が出る
を「望む結果」が出るまで繰り返します。

そうすると…

「一生療法食!」
「一生薬でコントロール!」
と言われたのに

身体の調整後は
「鶏肉食べても何も症状が出ない」
「でも、再度アレルゲン検査すると陽性…」
という不思議な状態になることがあります。

かかりつけの先生にしてみれば
「はぁっ!?」って状態なのですが飼い主さんにしてみれば大満足なんですね。

実はこんなことが珍しくなくて
個人的には「アレルゲン検査ってなんだろう?」と思うわけです。

でも、
なにごとも0%も100%もないので
これが全てだとは決めつけないのですが

「そんなこともある」

ということを知っておくのは参考になるんじゃないかなと
今回ご紹介しました。

もちろん、これを飼い主の知識と経験だけで
取り組むのはオススメしないので、

食事と身体の調整に精通した動物病院の
サポートを受けながら
取り組んでみてくださいね d( ・ω・)

身体には元に戻す力があってそれが働く過程で生じた症状
かもしれないので、

症状が出ない様に抑えたら
ストレス貯まることもあるよね…

というお話でした。

正論だけでは解決できない「アレルギーと食事」の問題は、
とても奥が深いテーマです。

食事と体の調整に関する知識を深めたい方、
さらに実践的なサポートを受けたい方には、ペット食育協会(APNA)一般会員になることをおすすめします。

会員様には、定期的な講座や情報提供があり、
ご自宅でできる食事やケアの工夫を動画で学ぶことができます。

ご自身の大切なペットに合ったケアを、
もっと安心して実践したいとお考えでしたら、
APNAでの学びをぜひご活用くださいね。

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