その他

適正体重ではなく「適正体型」を維持する

種別に設定されている「適正体重」を
気にする飼い主さんがいますが、
体重の数値が適正体重をオーバーしていても、
太ってるわけでもなく正常範囲であるということはよくあります。

それは、同じ犬種であっても、
骨量や筋肉量などが、それぞれの個体よって異なるからです。

特に、若い頃にたくさん運動をしていた犬は
骨量や筋肉量が多い傾向にあります。

そのうような犬の飼い主さんは、
「体重が重いので、関節に負担がかかってしまうのではないだろうか?」と心配するようです。

逆に、痩せすぎて心配する飼い主さんもいます。

この場合、たとえばガンなどの病気が原因で痩せているのなら
何らかの処置をする必要がありますが、
元々痩せているなら、それが適正体重なのかもしれません。

以前と変わらず、元気にしているのであれば、
特に問題ないと考えてください。

基本的には、
体重よりも、体型で判断することが適切だとされています。

このときのチェックポイントは3つあります。

1つ目は背中を触って、背骨の突起がうっすら感じられるか?

2つ目は、脇腹を触って、肋骨の存在がピアノの鍵盤をなでたときのように感じ取れるか?

3つ目は、上から見てウエストのくびれが分かるか?

以上3つが確認できれば、
適正な肉付きだと考えていいでしょう。

うちの子はガリガリだなという場合は、
病気を患っている可能性がゼロではないので、
念のため掛かりつけの獣医さんや
食事指導に精通した獣医さんにご相談のうえ、
適切な対処をしましょう。

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