犬や猫が太りすぎている場合
どうダイエットをしていけばいいですか?
食べる一日量を減らす!
成犬や成猫が太りすぎている場合(維持期)
【一日に食べる量を減らす】のが一番効果的で鉄則です。
当たり前のことですが
摂取量>>>消費量
だから太るわけですから…
方法はいろいろあります最も簡単な方法は、
同じ給餌方法で単に食べる量を減らすことです。
犬には?
例えば犬には今までの一回量の食事で一日がまんできるのであれば
朝と夜の2回に分けて与えます。
それが無理なら
今までの一日食餌量の80%程度を半量にして朝晩二回に分けて
一週間過ごし、
次の週は70%にして…
【みたいなイメージ】で【徐々に】食事量を減らす
のがいいでしょう。
猫には?
猫の場合、まず一日にどれくらい食べているのかを
一度正確に量ってみます。
やり方は簡単!
今までどおりにザーッと食器に入れ重量を量り
食べ終わったらまた量る。
これを一週間続ければだいたいの一日量がわかります。
徐々に減らす!
あとはそれを犬同様徐々に減らしていけばいいだけです。
今さら焦りは禁物!
ゆっくり減らしていってくださいね。
そのためにも、
現状把握はとても大事です(^▽^)V
かさ増しのテクニック
他にも、
【かさ増し】のテクニックがあって、
あるご家庭では
お出汁で煮た大根(ほとんど水分)を細かく刻んだものを食餌に混ぜて
かさ増しし、ダイエットに成功したケースもありました。
市販のダイエットフードも
かさ増ししてエネルギー密度の低い食事を与える
ことで減量するんですもんね。
ただ、こうすると
必要なビタミンやミネラルが不足する可能性があるので
マルチビタミン的なものを追加するのもいいでしょう。
※参考情報
須崎動物病院 ミツバチ花粉
↓↓↓
https://sup.susaki.com/SHOP/SU-0010001.html
その他のテクニック
その他にも
・美味しさの低い食事を与える、
・給餌時間を短くする、
などがありますが、個人的な診療経験から
徐々に食事量を減らすのとかさ増しのテクニックの
合わせ技が効果的な気がします。
初期仮説→実践→変更→最適化の道
もちろん、万能な方法はないので
これらの方法は一部の動物には効果がありますが、
すべてに効果があるわけではないかもしれません。
さらに大きな問題は、
動物が近所で食べるのを防ぐことや、
家族が無差別におやつなどを与えるのを防ぐことです。
今日の話しを【初期仮説】とし
【正解】と思わず参考にして
あなたの愛犬愛猫に最適な方法を試行錯誤し、
望む結果を手に入れて下さい。
愛犬や愛猫が少し太りすぎていると感じる場合、
健康管理のためにも適切なダイエットが必要です。
今回のアドバイスは、摂取カロリーの調整や食事の「かさ増し」など、
無理のないダイエット法を通じて体重管理をサポートするものです。
この内容はあくまでも【初期仮説】であり、
愛犬・愛猫の健康状態やライフスタイルに合った調整を行うことがポイントです。
ぜひ参考にしつつ、
日々の観察と記録をもとに最適な方法を見つけていただきたいと思います。
一緒に、愛犬・愛猫がいつまでも元気でいられるよう、
最適な体重管理に取り組んでまいりましょう!