猫は犬以上に体型維持をしっかりしなくてはいけない生き物、
肥満体型になってしまうと、なかなか元の体型に戻る事が難しいです。
また過度な肥満になると病気の原因や手術の障害となることがあります。
犬の場合、食べ過ぎた肥満になったりしても、
散歩や遊びの運動量を増やすことでダイエットできますが、
猫の場合は散歩することは少なく、行動範囲も家の中。
もともと長時間の運動には向いていない生き物、
常に運動不足の状態です。
また成猫になると好奇心が落ち着き
おもちゃに興味を示さなくなります。
シニアになると病気やケガのリスクも高まり、
麻酔をする手術が必要な場合、
麻酔薬は脂肪に溶け込んでしまう性質のため、
標準体重の猫より麻酔薬を大量に投与しなくてはなりませんので、
術後目覚めるまでに時間がかかり、
体への負担や事故の危険性も高まります。
肥満防止のために、
適切な運動量と食事量が大切です。
日頃から自然に運動するように
キャットタワーなど上下運動ができる環境作りをしましょう。
毎日飼い主がおもちゃで遊んであげる時間をつくりましょう。
ただ、食後に激しい遊びは
胃に負担がかかり吐き戻しの原因になりため、食前にしましょう。
太ってきた時は食事の内容を見直し
カロリーの低いごはんに切り替えるようにしましょう。
猫の食事量は個体差があるため、
体型に大きな変化ない限りは食べたいだけ与えてもかまいませんが、
加齢によって代謝や運動量が減ると、今までの量では多すぎることもあります。
もやし・白菜など水分が多い野菜や、寒天などおすすめです。
極端に食事の量を減らすと猫へのストレスになるほか、
必要な栄養を摂れず栄養失調ななってしまうこともあるので、
獣医師と相談しながら、様子をみながら減らしていきましょう。
多頭飼いの場合、他の猫のごはんを食べてしまうこともあるので、
飼い主がしっかり管理しましょう。
是非ペット食育協会に入門講座で、指導士にいいダイエット法を聞いてみてください。