秋の日の、まだ暑さを感じる頃におすすめのレシピを紹介します。
日本の代表的なハーブともいわれている薬味の、生姜、青じそ、みょうがをひき肉に混ぜて丸ごとのなすの肉詰めにしてみました。
玉ねぎが食べられないわんちゃん達に、その代わりになる食材にはどんなものがありますか?と飼い主さんに聞かれることも多いので、薬味を使ったレシピを取り上げてみました。
パセリやセロリ、バジルなどでもいいですね。
たんぱく源はひき肉でなくても、秋サケなどのお魚を包丁でたたいたものなどもお試しください。
飼い主さん用には、大根おろしにお醤油をかけていただくと一緒に美味しく召し上がれます。
少し多めのレシピになっていますので、量を調節してごはんや秋に美味しいさつまいもなどと一緒に盛りつけを工夫してみてください。
レシピ紹介
材料
- (体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
- 鶏ひき肉 80g
- 秋なす 2本
- 青じそ 2枚
- 生姜(みじん切り) 小さじ1/2
- みょうが 1/2個
- パン粉 大さじ1
- 水 大さじ1/2
- オリーブオイル 適宜
手順
- なすは、ガクの部分を取り除き、へたを残し、縦十文字に切り込みを入れ、切り口に片栗粉をはたいておく。
- 青しそ、生姜、みょうがは、みじん切りにする。
- 鶏ひき肉に、②と溶き卵とパン粉を水と合わせたものを混ぜ合わせる。
- ③を2等分にし、なすの切り口に詰め込む。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、④を入れ蓋をして蒸し焼きにする。(火が通りにくい場合は、仕上げに電子レンジにかけるのもおすすめ)
- わんちゃんのお口サイズに切り分けて器に盛りつける。
提供:上級指導士 上住 裕子
おすすめPOINT
なすは、紫色の色素成分に生活習慣病やがんの予防効果があるといわれていますので、是非皮ごと調理してください。
体を冷やす性質を持っていますので、シニアなどの寒がりわんちゃんには、今回のレシピのように温め効果がある食材と一緒に調理するのがおすすめです。
生姜は、体を温める作用の他、細菌やウイルスを撃退する殺菌作用、抗菌作用や、解毒作用もあるとされています。
青じそは、独特の香りに高い殺菌・解毒防腐作用があるといわれています。
また、体を温めて発汗を促したり、胃液の分泌を促す作用もあり、漢方では「蘇葉」と呼ばれる薬にもなっています。
みょうがは、さわやかな香りと苦みが夏の疲れが出る秋口に食欲を促してくれたり、ひんやり肌寒い日には、血管を拡張して血行を良くする作用も発揮してくれます。
鶏肉は、必須アミノ酸がバランスよく含まれ、肉類ではレバーに次いでビタミンAが多く、皮膚や粘膜を健康に保つのに役立ちます。
また、鶏肉の脂質には血中のコレステロールを減らしてくれるリノール酸やオレイン酸が多いのも特徴です。